近所のコンビニに、「Y本さん」というとってもフレンドリーな店員さん(推定40歳半ば)がいらっしゃいます。
「いらっしゃいませ~!」 笑顔!元気!
カードを直接手に渡すと「ご丁寧にありがとうございます!」
雪の降る日には「よく積もりますね~大変ですよね~」
新しく入ったバイトの子には「中島美嘉好き?」
このY本さんのサービス精神をうまいこと受け継がれたおばちゃん店員さんがいます。
ある日、無性に辛い物を欲していた私は、そのコンビニのスナック菓子コーナーに佇んでいました。
多分、佇んでる時間もかなり長かったと思う。3分くらいは経っていたかも。
私が欲しかったのは「暴君ハバネロ」です。
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でも残念なことに、そのコンビニにあったのは、暴君ハバネロの「おつまみ」だったのです。
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これはこれで美味しそうなんですけど、ピーナッツが苦手なので迷ってたんです。
妥協しておつまみを買うべきか。今日は諦めるべきか。
迷いすぎぐらい迷っていたら、床掃除をしているおばちゃん店員が話しかけてきました。
おばちゃんの目線の先には、麻辣湯風味のポテトチップスが。
「この、麻辣湯っていうやつ。めっちゃ辛そうやね。」
内心、ゲッと思いながらも、話を合わせることに。
「ですね~。こんなん食べたら大変なことになりそうですね」
「そうやんねぇ。凄そうやわ~。」
「・・・(えーとこれはどうしようかな)・・・ですよねぇ~。」
話しかけられた割には続かない会話、そして辛いものに対する驚きにノッてしまったことにより、結局ハバネロおつまみを買う事すら不自然な状況に。
今日は諦めて、また他のお店に行った時に欲しかったハバネロを買おう・・・と他の商品(辛いモノではなく甘いモノ)を手に取り、レジに向かう私。
会計をしている最中、そのおばちゃんがレジにカムバック。
「あれはホラ、罰ゲームとかで使うといいかもしれへんね。」
罰ゲーム・・・!!!
30過ぎたOL制服の疲れきった顔の私が、罰ゲームするほどのノリノリなパーティするように見える・・・!?
「・・・あぁ!罰ゲームねぇ。いいかもしれないですね。私あんなん食べたら腹壊しそうです。」
ハバネロが欲しかった奴が麻辣湯ごときで腹壊すことないけど、最初におばちゃんの話に乗ってしまったことで、完全に辛い物が苦手な奴に変身。
次回、このコンビニで激辛系スナックを買う時は、私は罰ゲームを用意している30代女性となるわけです。
「あはははは~」と談笑していると、それに合わせて笑ってくれる新しいバイトの女の子。
こうやってY本さんのフレンドリー精神は、他の店員さんへ受け継がれていくわけです。
恐るべし・・・。
それでも、便利な近所のコンビニはやめられない。
今朝は、いつも利用しているコンビニ前払いをしに行ってきたのですが、甘いものが無性に食べたくなり、いくつかカゴに入れてからレジへ。
Y本さんだ・・・!!!!
「はい、毎度ありがとうございます~、こちらお会計、失礼しますね~。
はい、チョコレートとお飲み物、お買い上げありがとうございます~!」
チョコレートとお飲み物・・・!!
読み上げられた・・・!!
新しいシステムだ・・・!!
Y本さんは悪気がなく、ハマるお客さんにはとってもハマる人柄なのですが、
女性が買う商品の読み上げシステムだけは、どうか他の店員さんには受け継がれないことを願います・・・。