日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

欲求はすぐ満たせ(慎吾ちゃんの個展行ってきた)

今年はとにかく人生観が180°変わったスタートだった。やりたいことは先送りにしてはいけないし、心臓が拍動を続けていることが奇跡なのだと本当の意味で分かった一年だった。

 

やりたいことといっても、現実的に全財産を注ぎ込んだりするようなことは生活があるのでできない。でも、逆に言うと、生活を妨げない範囲のやりたいことなら多少の出費をしてでもなる早でやらないと、生活している意味そして人生の意味がないとも思った。なぜなら例えば病気で余命を告げられた瞬間に精神状態は激変して動けなくなるし、何より明日も引き続き生きてる保証なんてどこにもないからだ。

 

小学校の時に香取慎吾さんを好きになった。

大人になり音楽などの趣味も変わって、意識して追いかけることは無くなったけど、やはり私の中でなんだか気になるし応援したくなる人という立ち位置は変わらなかった。

そんな慎吾ちゃんが個展をやるという。知っていたけどスルーしていた。大阪という近所で開催していたことも知らずスルーしていた。ふと「そういえば見たいかもなぁ」と思ったのは今年の秋。

 

見たいなら行くべきだ。

私はそう知っていたから行くことにした。

(大阪なら新快速でボケーっと乗って行ったらすぐだったのに…という嘆きはあったけど、単に慎吾ちゃんにアンテナが向いてなかった時だったのだから仕方ない)

 

まだ訪れたことのない石川に行くのか?

行き慣れてる広島に行くのか?(広島生まれ)

 

日帰りで広島に行くことにした。

初日は週末ですごい人だろう、でも冬休みが始まる前には行かないと…ということで開催4日目のど平日に行ってきた。

 

感想は、月並みだけど、すごかった。

エンタメと芸術の世界に身を置くために生まれてきた人なんだなと思ったし、その通りの人生を歩めているのもいいよなぁと思った。

空いてるのもあって、じっくり2時間近くかけてほぼ全ての作品を見つめた。

 

【撮影OKエリア】

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そして久しぶりの出生地の空気はうまかった。身体もすごく馴染むというか、ここに身の置き所があるよ!という気がする。命を繋いでもらった被爆三世の私。広島は特別だ。

 

不思議とコンサートに行こうという考えもなく、好きな人なのに自分から会いに行かなかった。そんな私が初めて、作品を通して香取慎吾さんに出会えた。別に直接お顔を見れたわけでもないけど、自分の決断で出会えてよかった。それがまた自分の特別な地だったから、初めての出会いの場としては満点だった。それって何の点数なんって感じだけど…笑

 

新幹線で往復2万円超え。それだけじゃなくグッズも買ったしスタバにも座ったし、お茶も買ったし、新幹線でパンもおにぎりもつまんだし、お土産の誘惑にも勝てなかった。笑

 

職探し中のこの出費は冷静になればとても痛い。でも、このお金を出しても明日直ちに困ることはないし、今は身体に不自由がない。それなら行きたい時に絶対行く。そういうところに、人生を楽しむ意味があると思った。

 

今を犠牲にしすぎてはいけない。

なぜなら今を生きているのだから。

 

命を繋いでもらった出生地で、初めての良い体験をした。

またひとつ思い出が増えた。

人生は色々あるけど、今を生きれば楽しい。

そう思いながら、香取慎吾さんの作品からエネルギーをもらい、また日常に戻るために帰路についた。

 

カープかつ

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これめっちゃくちゃ美味しかったんで、広島訪れた方は全員買ったほうがいいです。笑