日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

身近な人までライバル視

昨日はオットと喧嘩寸前。

急な支払いがあったからだ。

それは私の税金関係。

前年度の収入によって決まるもの。

今は無一文なのでめちゃめちゃ厳しい。

昨年はそれなりに稼いでから退職してしまったし、オットも働いているから、

私はただの健康体の納税者なのだ。

はぁ~あ。

 

私は一人だと冷静に物事を見れているはずだけれど、

冷静ぶっているだけで、現実を直視するのがかなり面倒なタイプ。

それは多分オットも同じで、二人して金がないのに、肝心なところまでは掘り下げて話をしないのだ。

だから、請求書が来て取り乱してしまう。

しかも、付き合ってる時は気にしなかったオットの発言の癖とかにいちいち反応してしまうようになってしまった。

あの時は責任も何もない恋人同士で、しかも私は完全に自立していた。

今のこの状況・・・経済的に私がすごく弱い状況、これはひどく私をオンナに変えてしまう。

私が毛嫌いする「自分のこと棚上げ女」になりつつあるのだ。

お金の問題は、自分の女としての価値まで下げる。

 

内定が出そうなところまできているところでコレ!

ギリギリのタイミングでなんてこったい。

内定日によってはちょっと短期バイトでもしなけりゃ危ないかな。

 

私はネットが好きだ。

多分、世話好きの中身の薄いまとめサイトで、

「お金の話をしない夫婦は離婚の危機!」とかいうタイトルの記事に載るような性格の二人が、今こうして夫婦になっていることと思う。

でも、お金の話を腹割って話したからと言って、最後は質素倹約に辿り着くか、もっと収入を増やしたいと思うなら、精神的に非常にイージーにできている仕事を辞めて、もっと収入の増えるキツイ仕事へシフトチェンジするとかになるのだろう。

前向きな解決にはならないんだろうな。お金だけに。

 

この無職・就活期間中は、社会に殺される、と思った。

あまりにも取られていくお金が多すぎる。

が、こんなにも多いのかとビックリした。

蓄えが少ないのに結婚して無職になり、失業保険を受給しながら就職活動を続けているとエライことになる。

 

今流行りの自己破産まではいかなかったけれど、平均的なOLの収入で、けして高くはない狭いマンションに住み、奨学金を返し、入れる範囲の医療保険代を払ったら、手元に残る額なんてわずかだった。

毎日スッピンで、スキンケアは水洗顔のみにし、体調が悪くても医者に掛からず、服装も下着もロープライス、美容院にもいかず、日々ヘトヘトに疲れた体を癒しにたまの旅行に行かず、親孝行と思って挙げた結婚式も挙げな「ければ」。

きっとた~くさんお金も貯まり、この状況になっても大丈夫だったのだろうけど。

ただしその状態でこのオットと結婚できたかは分からない。

 

所得税。住民税。固定資産税。ボーナスからもがっつり取られる社会保険

1年数か月ぶりに思い切って買い足すアイシャドウや、国内で少しだけのプチプラ旅行。

ささやかな自己投資が、自分で自分を抱きしめたくなるほど嬉しいと思っているのに、

どっかの都知事は贅沢三昧。

生活実感としてありがたいと思えるのは、ゴミを処理して頂いてるのと、水道の面倒を見てくださってること、緊急事態への備え。ぐらいだ。

住民課や税務課の人間はあんなに雇う必要があるんだろうか。

 

 

たくさんお金を取られてもなんとか細々と自立していた私は、一文無しとなり、全て搾り取られる側になっても、可愛く頼ることができない。

女性が一人を楽しめるようになると、極限の状況にあっても頼るべきオットまでライバル視して喧嘩になるということが良く分かった(あくまでも私の場合)。

あんなにも社会が結婚結婚って奨励するけど、結婚するにはお金がいる。

思い切ってお金がないまま結婚したって、片方が一瞬働けなくなると、すんごいお金が出ていく。

私はお金がそこまでないまま結婚したけど、貯蓄にいそしんでたら絶対結婚できなかったと思う。

 

オス化、晩婚化、分かるよ。分かる。

だってメスがオスにならなきゃ、きちんと仕事できないもん。。。

それなのにメスとして満たされたい部分なんてたくさんある。

オスはオスで「彼女には最低限の身だしなみとメイクして、自立して欲しい」とか顔出しで豪語する時代だもんね。

それを取り上げるネットや女性誌。

日本も、日本の男も、女性の理想が高くなりすぎてるんじゃないの。

 

 

取られるお金の意味を考えると、ささやかな贅沢が世界一周旅行にも匹敵するぐらいの恐怖と尊さを覚える。

こうなった今、好きな人と結婚できたのがせめてもの救いだ。

 

まあ私が喧嘩吹っかけたんだけどね!!(反省・・・)

色んな生き方があることを知らなかった、30代前半のつぶやき

インターネットでパソコンのできる家庭がまだそこまで多くなかった頃

 

中学・高校と、かなりの地方で過ごしました。

まだ「技術」の科目でも、「パソコン」ではなく「コンピューター」という機械を触り、そんなものを持っている家庭なんてあっただろうか?

周りの友達でもそんなことを話題にする子はいなかった。

街でナンパされたら、ポケベルの番号をさっと渡されるような時代だった。

私も友達も学校ではそれなりにやんちゃしてても、ポケベルを持ってもいなかった(笑)どうやって繋がれっちゅーの??

 

そんな中、進学する高校を選ぶ時期。

そんな地方でも、全国でかなりのトップクラスの進学率を誇る進学校が、一番近所にあった。

あとから知ったことなのだが、親がこの地に家を建てたのも、全ては私をその高校へ行かせ、大学に遣るためだったのだ。

その頃、私はモーレツになりたい職業があった。

それは「スタイリスト」。

大人になったら、色んな雑誌でスタイリングを手掛けて、好きな服をコーディネートして、毎日忙しく過ごすのだ。

 

となると、都会に行くしかない。

 

大学なんて、中学に入るまで、法律でみんな行くことに決まってるんだと思ってた(笑)

でも、聞くところによると、大学は行かなくてもいいらしい。

知った時は、本当に目玉が飛び出るほど驚いた。

どうしてお父さんとお母さんは、大学へ行けって言うんだろう?

14歳の足りない頭で考えたが分かるはずもなく、将来の夢だけに心をときめかせていた。

 

やはり、夢を叶えるためには、都会へ行くしかない。

隣の県の地方都市(都会)にはおばあちゃんが住んでいる。

そこから都会の高校へ通って、卒業後は専門学校に通う。

こんな田舎でださい服屋しかない環境では、センスも変なまま大人になるだろう。

私は受験直前まで、進研ゼミの高校情報で、その隣の県の高校の情報ばかりを集めていた。

今みたいにネットはないから、全部郵送で請求。紙ベースの資料だけが積み重なっていく。

けど、親が下した非常な決断は、「家から通わないなんて許さない。」

と同時に、甘い言葉を吐く。

「高校へ行ってから考えればいいよ。都会には大学に行ってから出れるんだから。

大学じゃなくても、他の学校も選べるんだから。」

 

高校に行ったのに、話が違う

 

不幸にも勉強はできる方だったので、その進学校にも努力せずあっさり受かってしまった。

今でも忘れない、目玉が飛び出した出来事その2。

入学式が終わった後の第1回目のHRでの担任の一言。

「え~、君たちは、これから大学へ進学するために頑張るわけですけど・・・」

 

びっくりしすぎて肩が上がった。

周りの子を見ても、ふんふんと大人しく聞いている。

なんだなんだ、お母さんが言ってたことと違うじゃん・・・(汗)

疑問を抱きつつも、「まあ、私は専門学校へ行くんだし・・・適当でいいか」と言い聞かせながら1年過ごし、2年に進級する前に、文理選択。

なぜか親ともめた。

親は理系へ進めという。この時、理由を教えてくれなかった。

私は理系は全くダメで、文系はずば抜けて成績が良かった。

それもこれも、世界のランウェイへの道を神様が授けてくれたからだと信じて疑っていなかった(笑)。

語学力を与えてくれたのだ。突き進むしかない。

 

親はハッキリとは言わなかったが、知っていたのだ。

 

理系に進んだ方が潰しがきくということを。

 

そして担任は強烈に文系を勧めた。

「○○さんなら、文系でトップクラスの大学も夢じゃないから。」

 

また大学かよ・・・と思いながら話半分。文系に丸を付けた。

 

そして2年のクラス分け発表時。思わず冷や汗が出た。

なんと、特進クラスに入っているではないか。

特進クラスはテストも他のクラスと違い、教科の進みも格段に速い。

確か使っている教材も違う。

もう大学を受験するだけの人間として、センター試験に向かって2年間突き進むのだ。

 

部活から帰ってきて、疲れて寝てしまい、午前12時に目が覚め、夜中に泣きながら宿題をこなす日々が続いた。

宿題をしていかないと授業で、マジでヤバイ状況に立たされるのだ。

他の普通クラスの子たちは表情も穏やかだったが、うちのクラスはギスギスしていた。

この頃から友達とも距離を置き、学校行事は隙あらばサボるようになり、ズル休みをたまにするようになった。

 

あんな学校に行くなら死んでしまいたい。

それなのに、毎月のように模試があり、大学の合格判定がアルファベットで示され、面談がある。

勉強を優先するために部活をやめる子まで現れた。

隣のクラスの、同じくオシャレに興味があって髪の毛を染めて怒られた子は、学校を辞めた。

一体あの学校は何を教える学校だったのだろうか。

読めと言われていた本は赤本だった。

 

どこの大学へ行くかという面談でも適当に答えていたが、その頃は既に高校の雰囲気にのまれ、夢への意欲は失われていた。

「将来は英語を生かした仕事で会社に入りたいです」と言うようになっていた。

担任なんて、「ここの国立の外大は、2次に数学があるから厳しいね。けど、インドネシア語専攻(いわゆるマニアックな言語)なら入れるよ」という始末。

別に私が興味のない国の言葉を4年間研究しようが、担任は私の将来なんて知ったこっちゃないのだ。

この大学に入ってくれさえすれば、学校の「難関大学合格」という宣伝になるのだ。

特進クラスでも、東大を目指す子だって少なくない。

 

学校も楽しくないし、この田舎で生き生きと人生を楽しんでる人も周りにいない。

あの時、何かを諦めた自分がいた。

「追わない方が楽なんだ」

 

色んな生き方があるんだと知った「学校以外」での出会い

 

結局、わりと褒められる系の私大に進学した。

親は国立の難関大学までは及ばない私にがっかりし、地元の大学へ行けと言った。

期待外れだから、お金をかけたくないのだ。

私は号泣して抵抗した。一人っ子の最後の抵抗だった。もう、離れたい・・・。

 

都会は何でもあった。

都会に出る夢は叶ったが、なぜ都会に出たくなったのか、という欲求を結局自分で大事にできず、18歳になった。

けどそこで私は大好きな音楽のジャンルを見つけ、クラブに出入りするようになる。

そこで、世の中には、本当にたくさんの職業があって、いわゆる「会社員」じゃなくても、自分でレールを引いて頑張っていく人が人生を満喫している様子を目の当たりにすることになった。

田舎ではわからなかった。やっぱり、この世にはたくさんの職業があったんだ・・・。

 

私は情けなさに泣いた。

奨学金を借りて大学に行ったので、社会人になってから一人暮らしをして学校に通い直すという選択肢は、無い。

仕方ないのだ。

私はクラブでのみんなの出会いで自分に誓った。

これからは余計なことで悩まず、人生をせめて楽しんで生きていくことを。

 

奨学金を返しながら、会社員として働く現在

 

 

結局、会社員として就職したわけだけど、仕事はできる限り楽しんだ。

そこで与えられる成長の機会と出会いに感謝。

田舎にいた10代の自分は、今でも思い出すと可哀想になるくらい悩んでいた。

傷だらけだった。

幸せに生きる、ということに考えをシフトしてからは、自分の選択を後悔したことはない。

結婚してあっさり仕事を辞めた(今、転職活動中)時も、親や周りにやいやい言われた。

けど、もうほっといてほしい。本当にうっとうしい。(笑)

私はその時そうしたいって思ったことを、直観に従って選択するんだ。

これからも変わらない。

そうでなければ、数々の節目にショックを受けてきた若かった時の自分を癒せないのだ。

別に正社員じゃなくたって、楽しく生きる道を見つける。

 

となると、やっぱりいま思うことがある。

18歳、泣きながらうろたえていた自分に背中を押してあげたい。

「別に大学行かなくて良かったんだよ」って・・・

しかもこれまた、就職活動してビックリしたことがある。

文系で採用されるのは営業がほとんどだということを。

こういうことをきちんと教えてくれる高校ってあるんだろうか。

 

 やっぱり今の若い子、ネット世代はすごい!

 

だって、田舎にいようがいまいが、色んな人の色んな生活スタイルを参考にできる。

気になるブランドの洋服だって、ネットでポチッとすればすぐ届く。

私は高校時代なんて、都会に遊びに行けた時になけなしのお金をはたいて買っていたけど、今は地元で頑張ってバイトしたら、交通費をかけずに雑誌と同じスタイリングができる。

凄く素晴らしい時代だなと。

やりたいことでご飯を食べていくのは簡単ではないけれど、少し調べたら、「無理」なんじゃなくて、「頑張ったらできるかも」という希望を与えてもらえる。

このおばさんからしたら、「そんなの無理だよ」「とりあえず進学すれば大丈夫だから」という大人の囁きが、くだらないものだと教えてくれるツール=ネット、があるのはとっても羨ましい!

 

世界が近くなったことで、世界各地で暮らす日本人の方々を取り上げるテレビ番組も多くなりましたね。これもスゴイ。色んな生き方が垣間見れるのは素晴らしい。

私たちの時はそんな番組、あったかな??

地方で民放も3チャンネルしか映らなかったので、知らないだけかな(笑)

 

もっと笑顔で生きていいし、辛くてもそこまで悲観しなくても大丈夫。

 

子供ができたら、そんな風に教えてあげたいです。

 

 

あとは・・・「今の若い奴ら」なんてワードは自分に禁じたい。

私たちなんて、しょせん「2000年問題」で世の中がどうなるんだと騒いでいた時代の若者。

今の世の中の方が情報も早く、情勢も不安定で、混沌としている。

自分ってもんがないとしっかり生きていくのが本当に難しい世代だなと思います。

だって、人の人生が簡単に覗ける分、逆に周りを気にしながら生きるスキルも問われますよね。

若い子の方がマナーがいいっていうのも、今の大人世代を取り巻いていた環境とは全然違うからなんだろうなと思ったり。

私たちよりも世界に近いところで生きている若者、めちゃめちゃ応援したいですね。

 

 

 

 

フチなしトイレのジレンマ

このブログでアクセス数の一番多い記事です。

この件について試行錯誤した結果は以下の通り。時間あればご覧ください。

ryuohgrl2015.hatenablog.com

 

 

我が家のトイレ。

購入時に選択したのはフチなしトイレ

 

私はフチがあろうがなかろうが別にどちらでも良かったんですけど、

日常トイレ掃除をするわけではないオットの希望でフチレスに。

ショールームをぐる~っと回って、トイレの機能やペーパーホルダー、扉などを選択していき、

最後の最後で現れたのがこのトイレ。

 

「これや~!ぼく、これがいい!」

と小学生男子のように目を輝かせてフチレストイレを指さすオット。

確か少しだけ値段UPだった気がしますが、そこまで言うなら・・・と選択しました。

 

 

が。

 

 

このトイレ、確かに掃除はしやすい。

 

 

けど、来客時に頻繁にフタ裏を気にしなければならないのです・・・

その訳は・・・

 

 

ワタシ、結婚するまでは賃貸マンションを転々としていました。

当然、トイレもスタンダードな物ばかりで、淵のある普通の形状の便器でした。

 

 

女なので、当然、フタの裏は汚れます。

もちろん、掃除の度に拭くわけです。

 

 

が、新居の淵のないトイレになってから、このフタ裏の汚れがすごいんです。

今無職なので、毎日トイレを使う回数が多いってのもあるんですが、

感覚として汚れの状態は当社従来比4倍。

 

 

私の推測ですが、今まで淵(従来型のトイレで掃除できなかった部分。淵用のスポンジとか、以前はCMでよく見かけましたね)で受けてくれていた小さい方や水ハネが、

全部ダイレクトにフタ裏にかかっているからではないかと・・・

 

 

引っ越してきて最初に掃除した時はマジ仰天しました。

しばらく仕事で本っ当にバタバタしていて、1日かそこら掃除ができなかったとき、

見事にフタ裏のゴムの部分に汚れが付き、

 

 

新居で生活しだして1週間、赤い汚れは取れなくなりました(涙)

 

 

かろうじてメインのフタ裏全体は、それから毎日必ず掃除をすることで綺麗に保てていますが、

困るのは来客時。

 

1回の小さい方+流水で、フタ裏がめっちゃ汚れるor流水が付くんです。

水流が多いと、フタを上げた時に水が伝うほど・・・

 

オットは新居に暮らしてから座って用を足す派になりましたが、

もちろん私たちは、来客の男性にはそこまで要求しません。

好きなスタイルで用を足してくれたら全然オッケーなのですが、

もし私が用を足した後にお入りになって、立って用を足そうと便座を上げたら・・・

ショッキングな光景で不快指数500パーくらいになること間違いナシ。

それぐらいおぞましいんです。

 

それから、来客時には、用を足すごとにフタ裏を拭く生活が始まったのです・・・

当然、女性が私だけではないときは、更にさりげなくトイレに行き、

こまめにフタ裏をチェックする・・・

 

そのワタシの姿はもう住人ではない。清掃員。

 

 

とても面倒です。

 

 

「フチなしトイレ」で検索しても、掃除がしやすい!イイ!という絶賛の声ばかり。

誰もこのことで悩んでないんだろうか。

気になりすぎるんだけどな~・・・

 

 

というわけで、トイレクイックルの消費量もパネェです。

余りにも減るので、最近はもう少し廉価の「トイレミチガエル」にしました。

 


 

 

救われているのは、もう、このカエルの可愛さぐらいです。

 

友達がたくさん訪ねて来てくれるのは嬉しいけれど、トイレのことを考えると憂鬱になってしまうのでした。

今度なんて、泊まりに来るってさ(白目)

正しい生き方って何だろう

先日、転職の面接を受けてきました。

 

その前に転職エージェントに登録してたのですが、その担当さんいわく、

「転職の面接は割と和やかですよ。」

と仰ってたので、それだけを信じていきました。

ちなみに先日受けた企業はそのエージェントを通したわけではなかったので、

完全に自分の体一つだったんですけど。

 

そのあとの筆記試験が散々だったので(文系だし、今更数学の公式なんて・・・問題を見た瞬間、頭真っ白)、あとは祈るのみですが、確かに面接自体は和やかでした。

 

ってかまだ全然受けたって言えるほどの面接数ではないんですが、新卒の時に比べたら断然喋りやすかったです。

 

新卒の時って、仕事のイメージはないままに、

「入ったら何がしたいですか?」

「この仕事大丈夫ですか?」

「あんまり人を指導できそうな印象じゃないけど、どうかな?」

とか聞かれて、挙句の果てには

「君一人っ子か。・・・ったく・・・(首をかしげる)」

とか言われて(怒)。

 

※この一人っ子侮辱発言をした役員がいた某楽器店には二度と足を運んでません。

私が一人っ子なのは、母の、そしてうちの家庭の大きな事情があるからです。

いくら接客業とはいえ、生い立ちを否定するようなこういう質問は完全に侮辱。

圧迫面接という言い訳なんて許されないと思ってます。

 

 

思えば新卒の面接のときに聞かれた質問なんて、みんな同じ答えで締めてた。

「(部活、バイト、サークル、等々で)諦めないことの大切さを学びました」

とか、そういった感じ。

面接官がどんなに理不尽な態度取ってきても、就職しなきゃ(やみくもにエントリーするから「ここで働きたいから」ではない)っていう思いで、悔しくてもガマンする。

本当に、学生の皆さんの色んな葛藤と苦労を考えると、当時の自分と重ね合わさって、涙ながらにその気持ちを考えてしまう。

 

 

それが今、「社会人経験があって働いてきた自分」で勝負すると、あの時の就活で受けた色んな悔しい思いが嘘みたい。

仕事と自分をきちんとセットで見てくれる。

学生の時は、上から目線で選別され、落とされるたびに心が折れる

けど、転職の面接では、選考に落ちても「向こうとこっちの条件が合わなかっただけか」とさらりと流せる。

「大人VS学生」が「大人VS大人」になった途端に、こうも雰囲気が変わることと、

自分も強気になれてしまうことにビックリした。

 

自分が強気になれるのは、「これまで働いてきた自分」を、自分自身が誇りに思えるからなのだ。

 

なんだかすごく新鮮な気持ちでした。

 

 

そして私は大学に進学したがために、正社員神話に未だに毒されている。

 

 

収入も大事だけど、それよりも健康。

収入も大事だけど、それよりもやりたいこと。

「仕事を見つける」ということだけに囚われてたら、やみくもにエントリーして玉砕を繰り返していたあの時と一緒だ。

 

10年も経ったのに、呪いのようにのしかかっている。

バイトでもいいかな、と思って求人サイトを見ていても、知らず知らずのうちに正社員カテゴリーを見てしまっているのだ。

 

安定を重視する人はいいとしても、私は、正社員を経て離職した今、次に進む道はなんでもいい。

心身ともに健康でいられる働き方でいいと思うんだ。

どうせ次も雇われるのなら、自分を大事にする生き方をしないと、何のために生まれてきたのか分からない。

 

 

これを機に、残業自慢、忙しい自慢の友人とはきっぱり距離を置いた。

忙しいことに美徳を感じているならそのままでいればいい。

私は、どうせなら、次も「残業が多くても楽しい」と言える仕事がしたい。

 

 

「苦しい思いをしてこそ一人前」の日本社会の風潮には心底うんざりしている。

それは苦しい思いを自ら志願したのではない。

「苦しい思いを強いられて耐えるのが一人前」なんだ。

苦しみすら他人任せ。社畜を皮肉れない人はそんな感じなんだろう。

 

 

せっかく生まれたのだから楽しく働いて生きていきたい。

転職は、自分らしく生きる絶好のチャンス!

今まで頑張ってきた自分と、これからも頑張る自分に胸を張って、

自分らしく働けるスタイルを明るく探していこう。

【映画鑑賞】リトル・ミス・サンシャイン

 

最近気が沈みがち・・・という言葉を何度発したかわかりませんが、

ほんのり心に沁みるサプリメント的映画を観ました。

 

 

結構話題になってたみたいですね。

私は「ハートフル 映画」的な検索で発見しました。

 

(以下ほんのりとネタバレです)

 

あ~、家族って結局は一つなんだな、と思わせてくれる温かい作品です。

 

・・・と書くと、こう言われるのかな?

 

「家庭環境に恵まれなかった人のことを考えろ」

 

う~ん。

 

最近、某芸人さんが出産シーンをTV公開したことで、ある意見が飛び交いましたね。

それは「子供ができない女性のことを考えろ」と。

 

私は率直にこう思いました。

「じゃあもう他人とは本音で会話できないな。」

 

 

ペット番組だと「マンションでペットを飼えない家の子供の気持ちを思え」

バイオレンスな映画だと「フラッシュバックするから上映するな」

とか?

 

最近じゃ、妊婦さんがマタニティマークを遠慮して付けないなんてこともあるみたい。

妊婦さんの中には、マークを付けることでかなり怖い体験をした人もいるとのこと。

 

自分の運命を他人に投影して比べて、その人を傷つけるなんて、その思考は一体どこから来るのかな。

 

私は人には言いませんが、結婚も子供も何も考えられない、これから広がる自分の可能性だけに心からワクワクしていた若い時期に卵巣の病気が発覚し、

片方の卵巣の9割程度を摘出しました。

お腹には大きな傷が残り、10年以上たった今でも、周期的に体調不良や体の中の鈍痛を感じます。これがまた不愉快極まりない。

(手術で腸近くの内臓を触られた経験がある人は、腸が癒着気味になるとのことでした。内科の先生が言っていた。)

 

だからと言って、健康な女性を妬ましいなんて思ったことない。

素直に、いいなぁ!って思う。

完璧な体型、有り余る資産、素敵な恋人などなどを持っている女性だって目に見えない苦労の一つや二つあるでしょう。

 

この映画は超強烈な個性を持った家族の集まり。

お父さんは知り合いに騙されて(?)破産の危機。

お母さんはそんな中自分の弟が自殺未遂を起こす。

そんな弟は恋愛のいざこざで深く傷つき職場を退職(→自殺未遂)。

ミスコンに出場する娘はただひたすらに目標に向かってベストを尽くすが、ぽっちゃりでどこか垢抜けない。

息子は空軍パイロットになるという夢を叶えるまで一切言葉を喋らないという苦行を自らに課す。

おじいちゃんはヘロイン中毒で老人ホームを追い出されてハチャメチャ。

 

みんな完璧ではないんですが、ただひたすらに娘のミスコン本選をサポートするために、一つになっていきます。

最後は「どや、これが俺らや!」と言わんばかりの、周囲の冷ややかな目線をものともしない、家族一体となる痛快なラストシーン。

ただただ素晴らしくダサく、感動し、涙しました。

 

何をもって家庭環境に恵まれてると判断するかは個人で違うと思いますが、

自分に不満がある人。

家族に不満がある人。

不満を感じてしまう自分が嫌な人。

 

是非観てもらいたいなと思います。

自分に欠けてるものを他人に向かわせるのではなく、自分のより良い人生を歩んでいくために。

 

ただ今ワタクシ金銭面では最悪の状況ですが、そんなダサい私でも、泥臭くダサく、自分らしく生きていきます!!にやり

 

 

そう改めて決意し、歩ませてくれる、そんな映画でした。

【映画鑑賞】シェフ〜3つ星フードトラック始めました〜

土曜の夜、外出の予定が流れてしまい、居ても立っても居らず、画質最悪のTSUTAYAオンラインで400円も出してレンタルしてしまいました…。

chef-movie.jp

仕事探しも行き詰っていて、気分はガサガサ。
心に優しく元気をくれるようなハートフルな映画が観たい!と急に思い、ネットで色々調べたところ、この映画にピンときたので、早速ポチッとしました。
時間もこの時日曜日のAM12時、週末の夜更かしにはいい感じ。

感想は、最高でした!!
ロードムービーということでアメリカの多彩な文化や素晴らしい景色を堪能でき、まるで自分も一緒になって主人公たちと旅をしてるよう。

今、自分が置かれている立場によって、どの登場人物に感情移入するかが全然変わる映画です。

【キャスパー(主人公)】
自分の進むべき道に迷ってる人
良い父親像というものに悩んでるお父さん
合わない上司との関係に悩んでる人(ただし良い関係を築くというアドバイスはもらえません。明日辞表バーン的なw)
元カノや元奥さんにまだほんのり未練がある人(笑)

【マーティン(同じ道を志す同僚)】
引き抜かれる上司について行こうか迷ってる人(これも明日辞表バーンですw)
やりたいことを今とは違う道で実現させたい人
頑張る同僚のサポートをしたい人
自分らしく生きていきたい人

【パーシー(主人公の息子)】
仕事仕事で子供に寂しい思いをさせてるかも、という親御さん
複雑だけど単純で繊細な子供の気持ちを知りたい人

本当に、世の中の色んな人の背中を優しく押してくれる、そんな映画でした。
ほんのり温かいストーリーなのに、トラックでの移動や料理シーンはめちゃめちゃ疾走感あふれてます。
とあるシーンでホッとしたかと思えば、また忙しく新しい朝が来る。
この対比が本当に素敵で、観てて全然ダレませんでした。

あとは壮大で多様な文化が集まるアメリカらしく、行く先々で個性のある街並みや人々の暮らし、音楽に至るまでバッチリ描かれており、
まるで観ている自分も一緒にアメリカ縦断旅行をしているよう。
マイアミ出身の元妻のお父さんがスペイン語しか話せない、というところも、陽気なキューバ音楽と美味しいキューバサンドとともに
とっても魅力的なヒスパニック(あえてこういう表現をさせてもらいます)として表現されています。

そしてなんせ、行く先々での美味しそうなフードの数々。
食は生きる源!
父も息子も同僚も元妻も、み~んな美味しそうな料理で絆を深めていきます。

主人公がフードトラックを始めるきっかけとなったキューバサンド
これまた美味しそう、、、

http://chef-movie.jp/post/108000002054/コウケンテツ監修-フードトラックel-jefe特製-キューバサンドイッチ-レシピ
chef-movie.jp

↑これを見て分かっていただけるように、深夜に鑑賞するには少々危険な映画でした(食欲が・・・)。

美味しくって笑顔になれる最高のムービーです!
いつもサスペンスやドキュメンタリーを選びがちだけど、たまにはこういう映画もいいなと。お勧めします!

そして意外にも秀逸だったのが音楽のチョイス!
リビアン、スカ、レゲエ、ジャズなどなど・・・
サウンドトラックを本気で購入しようかと思っているくらい良かったです。
映画を見て気に入った方は、きっと欲しくなるはず。 wmg.jp
久しぶりに素敵な映画に出会えて、大満足です♪

夫婦のスイッチの違い

私の夫はそりゃ~もう細かい!

 

んだけど、それは私が普段どうでもいいと思っていたり、つい忘れてしまいがちなことをよく気が付いてくれるから、根っからの大ざっぱな私の目から見たら細く見えてしまう、というだけ。

 

あとは彼自身も認めてるけど、自分の気になるとこはやって他はほったらかし。典型的A型。

 

そんな私たちが必ず喧嘩になる時がある。

それは、旦那の変なスイッチが夜中、寝る前に入ること。

 

彼は帰宅してご飯を食べ、テレビを見ながらリビングで寝てしまうことが週7日のうち5割くらい。

これ、イケナイ習慣ですよね。旦那自身もとっても疲れているからなんですが。

例えいつものお風呂の時間近くに起きても、やはりストレートにお風呂→ベッド、という手順を踏むのに比べると、ぜんぜん疲れが取れない。

 

そして、リビングで一眠りして風呂で目が覚め元気になった夫は、もう寝るべき時間になってるのに、いきなり片付けスイッチが入るんです。

しかも、全て、私が明日しようと思っている家事の残りを、、、大体平均して、スイッチONの時間は午前1時前。

 

旦那の目がギラリと光るのは、コンロの台やごとくにまで至るキッチンの清掃(笑)や、今日畳むのが間に合わなかった洗濯物の整理、、、

 

私はこれを素直に「ありがとう」と言えばいいのに、情けないことに、

「もう!いくら元気になったからって、こんな夜中に掃除なんか始めないでよ!

寝なきゃいけない時間なのに~!!!」

と、怒りのスイッチが入ってしまうんです。

 

分かってるんですよ・・・

自分がやるべき家事を後回しにしている後ろめたさがあるのに、昼間働いてくれている旦那が気が付いてくれてしまう、自分のダメさに・・・

 

 

私は今現在求職中。

どんな求人でもいいから・・・という境地にはまだ至らず、前職の内容を生かした事務職・正社員にこだわって職を探している毎日。

だからこそ家事は完ぺきにするべきなんですけどね・・・

 

 

この女性特有のやるせなさとワガママのモヤモヤを説明しても、当然、原因と事実のみを把握して判断する男性には、理解不能です。

旦那も私の燃えた火花に対し、「はぁ!?(怒)僕ならやってもらってラッキーと思うけどな!」と火がつき、

夜中からドンパチやっちゃう訳です。

 

 

私「ほんなら○○くん(夫)が夜中に色々やり始めても、私は、「疲れてるからもう寝るわ~ありがと~」って何もせずさっさと寝てもいいわけ!?」

 

旦那「そんなん気にせんと寝たらいいやん!」

 

 

・・・答えはここにあり。

 

 

私は次回から「ありがとう♡」と素直に感謝し、体調が悪い時は、夫の片付けスイッチが夜中に入ったとしても、自分の「旦那とともに起きなければならないような気がして家事もできなくてイライラして怒っちゃうスイッチ」は静かにOFFにすることを誓ったのでした。