日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

自分について考えるっていうことが実は贅沢なのかもしれない

今年はワタナベ薫さんの手帳をつけ始めています。

 

この36年間、手帳を買っていた年もあれば、スマホのスケジュールアプリで済ませていた年もあり。

手帳を買った年も最後の月まで使い切った記憶がない。

少し前までダンスをしており、

平日…朝から晩まで仕事!

週末…クラブで夜遊びか友達とランチ、もしくは家事か買い出し!

っていうルーティンを毎週繰り返してるような感じで、ぶっちゃけ手帳に書くようなたいそうな予定なんてなかったんですよね。(こう書くとなんか寂しい)

 

でも、今一旦ダンスは小休止状態。

仕事も残業なしのパートになった。

(仕事が自分にイマイチ馴染まないという疑問は残りつつ)今まで願っていたような生活リズムとなったのです。

 

となると、必然的に自分の為に使える時間というものを意識してしまう。

無職期間中はあくまで求職中だし、再就職までの一休みって感じで、映画観たり本読んだり昼寝したりとあるがままの主婦生活を満喫することが趣味だった。

だからあんまり「限られた自分の時間を大切に!」とストイックに思うこともなかったんだけど。

 

いざ初めてパートとして働いてみると、17時以降と週末は結構フリー。となると、自分の時間というものが限定され、輪郭がくっきりしてきて、だんだん焦り出してくるんですよ。

 

ここでアクティブな人は、やりたいことを即行動に移したり、自身がゆっくり寛ぐこともOKと思えたりするんだと思う。

けど、万年何か欠乏してる気がする症候群な私は、無生産な私生きていてごめんなさい的な気分に覆われてしまって、本当に精神衛生上良くない。

 

昨年末、精神がグダグタになった時、立ち寄った本屋で手帳コーナーの横を通りすがり、

一度か二度スルーして、やっぱり気になって戻ってきました。

新年を迎える色は、それはとても鮮やかで、テンション上がるカバーリングの数々!

今年はワークの付いている手帳を買って、色々と予定以外も書き込んでいくのもいいかな〜と思い、ワタナベ薫さんの手帳を購入しました。

 

平日が単調なのは昔と変わらずなので、毎日のTodoリスト3つを絞り出して書くのもやっと…ってか、絞り出せずの日が大半で1ヶ月経ちました。笑

それでも、自分について振り返るページがあったり、月ごとのワークがあったり。

自己啓発本はたまに読むけど、手や頭を動かして実践する機会を逃し続けていた私には、膨大な宿題に立ち向かってるよう。だけど、日頃他人からこんな質問投げかけられないので、答えていくのは楽しい。普段使わない脳の回路を刺激されてる感じ。

 

その手帳作りを通してふと思ったのが、

「自分と向き合うことが実は贅沢で感謝すべきこと」

だということ。

 

家族がいて、家があり、冷暖房のある部屋で、くつろぎながら、自分と向き合うというエンタメを満喫できる。

それだけでとても恵まれているということ。

 

自分が貧しい国に生まれ、今日食べるものを確保するのも、明日生きる希望も持てない環境にいたとしたら、自分について考える時間があるなら働け!休まず汗水流せ!とならざるを得ないはず。

自分についてあれこれ考えなくても、日本では一応生きていける。それなのに、自分や人生を更に良くしようとする人のための情報やツールが溢れている。それらを無料で消費してるくせに、これは合うだの合わないだの、文句さえ言うこともできる。

 

このワタナベさんの手帳は、一日一個感謝できるものを記入していくのですが、こんな当たり前が実は特別ってことに気付いてないよね?ってことを発見させてくれます。

多分その発見がこの手帳の本質でもあるんだと思うけど、影響されやすい私は早速浮上できているような気がしました(笑)

 

自分が生きた証をこうして一年ごとに残すのも面白いです。

まだまだ1年始まったばかり。なんだかモヤモヤしてる人には、ワーク付き手帳で自分を再発掘するの、オススメです。

 

大きなことは成し遂げられなくても、日常些細なことに幸せを見出せる人でありたい。

手帳が埋まる頃には、今よりそんな人に近づけてることを願って…。