日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

【映画鑑賞】シェフ〜3つ星フードトラック始めました〜

土曜の夜、外出の予定が流れてしまい、居ても立っても居らず、画質最悪のTSUTAYAオンラインで400円も出してレンタルしてしまいました…。

chef-movie.jp

仕事探しも行き詰っていて、気分はガサガサ。
心に優しく元気をくれるようなハートフルな映画が観たい!と急に思い、ネットで色々調べたところ、この映画にピンときたので、早速ポチッとしました。
時間もこの時日曜日のAM12時、週末の夜更かしにはいい感じ。

感想は、最高でした!!
ロードムービーということでアメリカの多彩な文化や素晴らしい景色を堪能でき、まるで自分も一緒になって主人公たちと旅をしてるよう。

今、自分が置かれている立場によって、どの登場人物に感情移入するかが全然変わる映画です。

【キャスパー(主人公)】
自分の進むべき道に迷ってる人
良い父親像というものに悩んでるお父さん
合わない上司との関係に悩んでる人(ただし良い関係を築くというアドバイスはもらえません。明日辞表バーン的なw)
元カノや元奥さんにまだほんのり未練がある人(笑)

【マーティン(同じ道を志す同僚)】
引き抜かれる上司について行こうか迷ってる人(これも明日辞表バーンですw)
やりたいことを今とは違う道で実現させたい人
頑張る同僚のサポートをしたい人
自分らしく生きていきたい人

【パーシー(主人公の息子)】
仕事仕事で子供に寂しい思いをさせてるかも、という親御さん
複雑だけど単純で繊細な子供の気持ちを知りたい人

本当に、世の中の色んな人の背中を優しく押してくれる、そんな映画でした。
ほんのり温かいストーリーなのに、トラックでの移動や料理シーンはめちゃめちゃ疾走感あふれてます。
とあるシーンでホッとしたかと思えば、また忙しく新しい朝が来る。
この対比が本当に素敵で、観てて全然ダレませんでした。

あとは壮大で多様な文化が集まるアメリカらしく、行く先々で個性のある街並みや人々の暮らし、音楽に至るまでバッチリ描かれており、
まるで観ている自分も一緒にアメリカ縦断旅行をしているよう。
マイアミ出身の元妻のお父さんがスペイン語しか話せない、というところも、陽気なキューバ音楽と美味しいキューバサンドとともに
とっても魅力的なヒスパニック(あえてこういう表現をさせてもらいます)として表現されています。

そしてなんせ、行く先々での美味しそうなフードの数々。
食は生きる源!
父も息子も同僚も元妻も、み~んな美味しそうな料理で絆を深めていきます。

主人公がフードトラックを始めるきっかけとなったキューバサンド
これまた美味しそう、、、

http://chef-movie.jp/post/108000002054/コウケンテツ監修-フードトラックel-jefe特製-キューバサンドイッチ-レシピ
chef-movie.jp

↑これを見て分かっていただけるように、深夜に鑑賞するには少々危険な映画でした(食欲が・・・)。

美味しくって笑顔になれる最高のムービーです!
いつもサスペンスやドキュメンタリーを選びがちだけど、たまにはこういう映画もいいなと。お勧めします!

そして意外にも秀逸だったのが音楽のチョイス!
リビアン、スカ、レゲエ、ジャズなどなど・・・
サウンドトラックを本気で購入しようかと思っているくらい良かったです。
映画を見て気に入った方は、きっと欲しくなるはず。 wmg.jp
久しぶりに素敵な映画に出会えて、大満足です♪