日常に恋する日常

見たもの、考えたことや感じたことを記し続けることで、知らないじぶんが見えてくると信じている30代のじぶん掘り下げ日記。

劇的な方向転換をする勇気

私には今のところ、ない。

でも、思わず心の中で拍手を贈りたくなるほどの、人生の方向転換をした人に、これまで3人出会った。

 

① パートから超専門職に転職した方

 

20代の頃に働いていた会社の、夫婦お二人暮らしのパートさん。

若かった私は、子供がいないのに正社員でなくパートで働くのはなんでだろう?と浅はかで失礼な疑問を持っていた(今は自分がその立場です。本当にごめんなさい)。

数年間違う部署で働いており、ついに一緒に仕事をする機会はなかったけど、真面目そうで笑顔が素敵な方だった。

その方が退職するとの話を聞き、その理由にビックリ&頭が下がった。

なんと、超専門職(例えば鍼灸師とかそういう職業)に転職されるとのこと。働きながら学校に通われていたそう。

何歳になっても、やろうと思う気持ち一つなんだ。そしてそれを行動に移すなんて、すごく尊いことなんだと感動。

 

 

②半月で職場を去り、趣味が公認の活動となる職場に転職した方

 

この方は、私が前職のブラック企業で働いていた時に、人員増員の為にパートとして採用された方。

彼女は、本当にドラマみたいな理由で、一瞬にして退職していった。

もっと早くに退職したかったようだけど、今は繁忙期で大変な時だからと、上が引き留めたみたい。

本当だとしたら気の毒すぎる事情による退職なんだけど、正直、彼女が去った後には、不慣れな彼女が残していった致命的なミスが発見されたりと、なんだか誰一人として幸せになれなかった半月だった。笑

彼女には生涯をかけた趣味があり、退職するまで、その活動について熱く語っていた。

自分の名前で検索したら趣味の活動がヒットするからと言われたので、遠慮なく検索してみて、これまたビックリ。

とある企業に就職しているようなのだけど、顔写真付きで、彼女の活動を社内活性化の一環として公認され、のびのびと活動されていた。

多分、彼女は、退職理由となる出来事がなくても、長くは続かなかったよなぁと思った。前職は、きっと彼女の生き甲斐まで侵食しかねないほどの環境だったから。

好きを突き詰めるとこんなことにも巡り合えるんだなぁと思った出来事だった。

 

 

③退職か部署移動を迫った方

 

その方は上司に耐え兼ね、しっかりと更に上の上司に相談したよう。

その目に余る上司は、私はあまり関わりのない人だったけど、会うたびに嫌味を言われたりする変な人だったし、シンプルに人をいらっとさせる天才のようだった。

みんながその上司に気を使う中、一人の方が声を上げた。もう我慢できないと。

これって簡単なように見えるけど、実際に行動に移すってそうそう出来ることじゃない。

ましてや社内の評価や自分の人生も大きく変えてしまいかねない決断。

すごい、よく言った!と心の中で本当に絶賛したし、私も勇気をもらった。

おかしいと思ったことはおかしいと伝えていいし、自分を限界まで曲げてまで合わせることなど、世の中にはないんだと改めて気付かせてくれた。

 

 

私には、今はできないけど、いつかできるのかなぁ。

この三人の方は自分を幸せにする術を知っているから、これからもどんどん幸せになれると思う。

結果だけ見れば「すごいね!頑張ったね!」だけど、そこに至るまでの葛藤や勇気や悩みは、毎日通常運転してる人の何万倍ものエネルギーが要っただろうな。

 

幸せになるには、大きなリスクを伴う。

でもそれはリスクではなくて、大きな階段や壁みたいなものなのかもしれないな。

 

私も、万年何かになりたい病を、早く終わらせたい。