日常に恋する日常

見たもの、考えたことや感じたことを記し続けることで、知らないじぶんが見えてくると信じている30代のじぶん掘り下げ日記。

わがままになる長期休暇と、蓋をしてた自分自身

年末年始のお休みも終わり、仕事が始まりました。

 

あれだけ楽しみにしてた長期のお休み。

突入してみると、毎日イライラしてたような…。

 

この「長期休暇イライラモード現象」、何年か前からすごく気になっていて。私だけかもしれない。

 

子供のいる家庭のお母さんとかは、夏と冬の長期休暇中、子供の世話+旦那の世話も加わって仕事が倍増するし疲れる、という話はよく聞くけれど。

私の場合、独身の時からそうだし、結婚しても子供がいないので、なぜこんなにも簡単にイライラしてしまうのかが分からない。

まるで人格が変わったようで戸惑いまくっていたのですが、今回はついに気が付いてしまいました。

 

このイライラ=性格の悪さが、実は紛れもない本来の真の私の姿だということに…!!

 

いやいや、そんなん……めっちゃショックやがな〜。泣

 

 

まず、実家に帰ったタイミングでイライラが発動するのはずっと何年も前から気付いてました。

実家に数日間お世話になった後、一人暮らしをしている地域に帰ってきて、最初にコンタクトするのはだいたい交際相手。

で、決まって言われるんですよ。

「なんかよそよそしい」

「なんか怖い」

 

私も、なぜ自分がこんなにも素っ気なくなるのか分かりませんでした。

しかも、友人に対しては別に普通に対応できているらしく、トゲが出るのは一番近しい彼氏のみ。

 

この年末年始は、夫と帰省していました。

すっかり昨年一年疲れ果てていた私は、地元の美味しい水、空気、自然、海の幸、懐かしい景色に飢えて飢えて仕方なかったので、念願の帰省。

 

移動に半日ほどかかる場所の為、2日はほぼ移動で潰れてしまいます。そのせいか、親の顔も見つつ、新しくできたスポットや、学生時代に行けてない地域にも足を伸ばしてみたい!と息巻いていました。

 

ただ、息巻いていたのは私だけだったようで…

 

詳細は避けますが、帰省先では夫にイライラすることがなぜか頻発。

旅行はある程度計画を立てたい私と、その場の流れが好きな夫。そもそも遠出が向いているはずがないんです。

最初は抑えていた気持ちも、だんだんイライラし、口の悪さにも拍車がかかる私。

最後はもう鬼のツラになっていたと思います。

 

鬼のツラになるのはまぁいつものこととして(笑)、気持ちがプツンと来れるハードルが下がりまくって、些細なことで、胸の奥からモヤモヤイライラ〜っとしたマグマのような熱い気持ちがたぎってしまうんです。

 

帰省中は、帰省といっても旅行だし、そのせいかな

と思っていたのですが、いつもの暮らし先に帰ってきてからも連日鬼マグマになっていました。

 

おかしい、なぜ…と思いつつ、もう自分を止められない。仕事始め前日にはもう輩になりかけてました。

しかし。この現象の答えがふと頭に降りてきました。

このマグマのような感情、そういえば子供の頃から親元を出る18歳までよく経験してた…!ということを思い出した瞬間。

「あぁ、これが私なんだ。」

と気づきました。

 

普段、1日仕事をし、自己啓発系の動画を見て、今年はそういう系の手帳まで買ってみた。

自分の心がけ一つで世界を見る力や進路が変わることを知っているからこそ、より良い人になろうとしてきた(全然なれてないけども)。

心がけが変われば周りも変わるってことを身をもって実感していたから、どんどん自分はレベルアップしてると思ってた。

 

でも、どうやら肝心な根っこは、気ままでわがままな自分でしかなく、変わることもできてなかったってことみたいです。

 

特に、家族には自分の本来の姿で接することができ、どんな自分の態度も大体受け入れてもらえる。

帰省のたびに良くも悪くも自分を取り戻して(笑)、日常生活に舞い戻っていたのですね。

で、社会生活に馴染むために、自分の2つめのお面をかぶって生活する。

でもそのお面はどんどん分厚く息苦しくなり、離れた家族の前でまたお面を取る…

 

今回の帰省では、生み育ててくれた家族(両親)に、生活を共に歩んでくれている家族(夫)と会いに行くという、

私にとってこの上ないゴールデンメンバーだったんです。笑

 

子供たちが自由奔放にわがままに振る舞い自分の欲求を素直に口にする理由として、それでも受け止めてもらえる、明日を安心して迎えられる、日々何の心配もないという環境が保証されているから。

ダブル家族に囲まれ、何の気兼ねもない長期休暇。まるで気ままな小学生のような生活。この情況で、本来のわがままで短気な私という、子供の時の私を解放してしまったんではないかと思います。

あ〜反省。

 

 

このように、長期休暇というものは、過ごし方によっては個々人の思いや振る舞いそして喜怒哀楽を際立たせてしまうもんなのね。

 

「それって、老人がワガママになるのと同じ原理なんやろか」

 

と夫がつぶやき、それについても妙に納得。

もし研究者だったら、その線で研究してみたいわ。なんかすごく腑に落ちたから。

 

年始早々自分の短所と向き合い、夫を傷つけたことを反省。

早く子供と大人のお面、付け替えなくても済むようになりたい。