日常に恋する日常

見たもの、考えたことや感じたことを記し続けることで、知らないじぶんが見えてくると信じている30代のじぶん掘り下げ日記。

マイブックを20年近く越しに書き始めてみました

先日実家に帰省した時に、かつて使っていた学習机の引き出しから出てきたのは、

思春期真っ只中の、暗黒の「マイブック」でした。

 

マイブックとは、新潮社が毎年出版している、日付以外は白紙の文庫本。

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どんな使い方をするかはあなた次第!ということです。

ちなみに著者欄も空欄(自分の名前を書ける)ので、中身はほぼ空白とはいえ本格的な作りです。

 

このマイブックが刊行された初めての年、友人から面白いもの見つけたよとプレゼントされました。

確かそれが高校1年生の時だったかな…早速日記帳として使い始めました。

 

が。

 

このブログでも滲み出てますが、私は三日坊主(本当にいろんな事を3日で忘れてしまい継続できない)、おまけに超飽きっぽいというどうしようもない性格のため、高校時代にはついに1冊も書き上げられませんでした。そう、最初は楽しかったんだけどね…

 

ただ、この暗黒時代のマイブック、20代の時はその内容が恥ずかしすぎる故に、顔から火が出そうで読み返すことすらできなかったんですが、35歳というアラフォーになると、スイスイ読めるんですよ。自分の歴史を紐解いている気分で、自分のことなのに他人の目線で読めて、目頭が熱くなり、ついには愛おしすぎて実家から現在の住居に連れて帰ってきました。

 

 

スクールカーストに苦しんだ自分

 

高校は本当に面白くなかったんです。かろうじて部活は超強かったので、打ち込めるものはあったんですが、それでも1日の大半を過ごすクラスは苦痛で仕方なかった。

大人には分かりづらい世界ですが、子供にとって日々の運命が決まるスクールカースト。毎日毎日、悩みが綴られていました。

今考えると、カーストの上の方に行ったって多分その子たちとは気が合わないから、なるべくしてなった友人関係なのですが、どうもしっくりこない友人と共に毎日悩んでは愚痴をこぼしていたようです。

キラキラした子に憧れと嫉妬があったんでしょうかね。

この歳になってその気持ちが綴られた毎日を読み返すと、それでも一生懸命学校に通っていた自分というものが見えてきます。社会人になってからの方が、手を抜くことを覚えたし、休日の気分転換も自分のお金でできるようになったし、だいぶ生きやすくなりました。が、子供にとっては学校が全ての世界。逃げるという選択肢は怖くて取れません。

友人関係をカーストで捉える概念の歪みは反省するとして、嫌なフィールドにそれでも頑張って通い続けた自分がいました。涙しながら、もがきながら。

それだけですごい、私はすごいことをしていたんだと。

学校に通うという、普通にできる子には何ともない行為ですが、私にとっては生きる意味さえ分からなくなりそうな程の苦行でした。それを不器用ながらもこなしていた毎日が、しっかりとページに刻まれていました。

ああ、愛おしい!若き日の自分が愛おしすぎて泣ける!!涙!

 

 

最高にショックな日の出来事で終わっている

 

1冊目は、自分たちの力不足から、全国大会出場を久し振りに途絶えさせてしまった大会の日。

2冊目は、ずっとお付き合いしていた彼氏に振られた日。

どちらもおかしくなりそうな程泣き腫らしたのを覚えています。

マイブックは、その大きな2つの出来事の前日で終わっていました。つまり、そんな出来事はショックで書き記すこともできず、それ以降の日々も書くことができなくなったようなのです。

この途切れた部分まで読み進めた時、自分の絶望がすごく蘇りました。(笑)

本当にショックな事が起こると、それまでできていた事や習慣づけていた事が何もできなくなってしまう。それを、身を以て体験していたのです。しかも、2年連続で(笑)

大人でも、子供でも、すごくすごく傷ついたり、自分の力不足に落胆したり、もう前を向けないと思うことがある。その出来事に、大きい小さいはありません。立ち向かうのは自分しかいないのだから。

それでも、今こうして私が生きていることに深く感動したのです。

 

常に過去と今を対比して物思いに耽ってしまう。

私のように、「今まで頑張ってきた私エライ!今までも大丈夫だったから頑張れ!よくやってきた!」と、過去の自分を褒め称えながら自らを奮い立たせるタイプの人(笑)には、マイブックで日記をつけることが、 未来の自分に向けた最高のセラピーになるんじゃないかと思うのです。

 

というわけで、今年から再開しました。

今のところ1日も途切れず続いています。これを書き上げる事を今年の目標にしました。

思春期をとうに超え、だいぶ大人になった今なら、どんなことがあっても何かしら毎日書き続けることはできるでしょう。

文庫本の装丁そのままなので、1冊の本を自分の日常で仕上げていくという面白さも良い。

本にする程でない日常も、1ページとして刻まれるのは、普通の日記帳とはまた違った快感があります。

無職の今は日々の晩御飯と行動をつけるだけの飼育日記みたいなもんですが(笑)、この飼育日記も、きっと何年か後、つまづいた時の最高のセラピー本になると信じています。