スゴイ引き込まれてしまいました。2010年の映画だと知ってビックリ!
そこまでの古さを全然感じません。
正月に友人が来てくれ、映画をずっと流しつつ会話を楽しんでいたのですが、そのうちの1人が
「やっぱり映画で観るならアクションやん。ドーン、パーンみたいな派手なのが観たい、どうせなら」
とふと呟いた一言がメッチャ引っかかり、解散後ネットで検索して鑑賞。
おお、アクションもイイけどストーリーが完璧だ!!!
アクションかと思って観たら、完璧なサスペンスを観れた!っていうお得感。
ただし映画としてはかなり長時間な部類に入ると思うので、午前中に観てしまって午後は自由に動けるようにされた方がいいですかね~。
私は14時前後から暇つぶしのつもりで鑑賞して、終わったころには辺りは真っ暗になってました(笑)
以下、ネタバレしながら続けます。
私は映画の分析や批評が苦手なので、スゴイ!良かった!くらいの感想しか言えないのですが、
すごいな~(早速スゴイというワードを使用)と思ったのは、観てる側を「うすうすこうなんじゃないかと少しずつ気が付けるように展開されている」追い込み方ですね。
どんどん集まる登場人物の仕事柄や紹介の仕方に注目すると、少しずつコブの過去や人間模様が推察できるようになってます。
例えば、「アリアドネの教授はモルのお父さん?」から始まり、観てる側も一つずつピースを当てはめながら物語を読み解いていくような感じ。
衝撃の告白でどんでん返し、みたいなサスペンスにありがちな展開ではなく、じわじわのめりこんでいく感じが快感でした。
鑑賞後、色んな方のブログを拝見しましたが、皆さんそれぞれの意見が分かれる「コマは倒れたのかどうか」
う~ん。
正直、3時間近くという長い時間を費やしたからには、倒れたのか倒れなかったのかハッキリしてほしかったかも。
こういう「観てる側に委ねる」という結末もいいんだけど。
ただ、「ラ・ラ・ランド」1回目鑑賞時はラストですごく残酷な気分になったので、ある意味救いは残してくれてる・・・のかな。
あと、アメリカ映画の不思議なところ。
宇宙空間や戦闘からの帰還もので、祖国に帰るシーンは、なぜアメリカ国民でもないのに
「あぁ、アメリカに帰ってきた!祖国だ・・・!!!!」
とグッときてしまうんだろう。
別にアメリカは祖国でも何でもないのに~(笑)