日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

【結婚式準備を振り返る】あれよあれよという間に進行内容がグレードアップするけど結局良かったよの話

 

結婚式の前に、入籍+中古物件の購入+リフォームをしました。

 

たまに泊まっていく程度の、どこの馬の骨か得体のしれない彼女がいよいよ嫁になるにあたっての食事会や顔合わせとか

 

ローン審査が通るまでの気が気でない感じ

印鑑登録や住民票やらの提出・銀行へ出向くために頻繁に有休や半休を取ることへの罪悪感と気疲れ

それなのに襲ってくる仕事や出張

 

トイレはフチなし?トイレットペーパーホルダーは2連タイプ?ステンレスや木目調もあります。取り付け位置はどうしますか?お風呂の蓋はフラットタイプだと2万円になりますetc・・・・・・・・・・・・・・・・・

次は扉の取っ手ですね・・・・・・引き戸、内開き、外開き・・・・レールの色は・・・

旦那「僕この扉がいいわ~(10万円)」

 

今思い出しても吐き気がします。

人間、人生における3大転機をいっぺんにやるもんじゃないです。

今思い返しても、どうやって精神状態を保っていたのか分かりません。

食欲だけは変わらずあったからブドウ糖たんぱく質その他は、食い意地で十分補充されてたんでしょうが。

 

吐き気を催しながら過ごしている最中に、ありがたくも

「小さくてもいいからけじめとお披露目の意味で、家族だけででも結婚式をして」と言ってくださった義両親。

本当にありがたいんですが、私はそれを聞いた瞬間、心の中で白目を剥きました。

 

とまぁ、引っ越し&退職により少しは心の余裕ができ、式場を無事決めることができたのは以前の記事に書きました。

 

当然ですが、式場を決めてしまったからには内容を決めていかなけりゃなりません。

式の内容も揺れながら決めたというのも以前の記事にアップ。

 

 

というわけで、「少人数食事会」が「少人数披露宴」になった経緯を。

 

巷では「プレ花嫁」「先輩花嫁」とか言うらしい(嫌悪)。

乙女モード全開のウエディングサイトを参考にするしかなかったのですが、そこで分かったのは、どうやら当時の私のような者は「プレ花嫁」に分類されるということ(嫌悪)、少人数で挙式後は「食事のみのまさに食事会」「ちょっとしたイベントありの食事会」「結構披露宴に近いことをやった」の3パターンに分類されるということ。

 

プレ花嫁て、、、

 

プレ花嫁が「挙式控えてます♡先輩花嫁さん色々教えてください♡」と自己紹介をしたうえで、自分のドレス試着姿をどんどんアップしていくインスタがすげー多いのには背筋が凍りました。

 

話を元に戻します。

 

結局、大事な大事な友人11名も呼べることになったので、決して小さくはない披露宴会場で食事会を行う、というところから打ち合わせはスタート。

 

結果的に、

「司会なし、1卓で食事するのみ、お色直しなし、楽しく歓談して終わり」

が、

「司会あり、ケーキカットあり、4卓を用意し、ヘアチェンジをし、子供からの花束ももらい、花嫁の手紙もあり、プロフィールビデオもエンドロールも上映」

という、一大イベントになりました(笑)。

 

 

    1. ケーキ
      食事のみではあまりにもただの食事になってしまうので、女友達が来る以上は会場に少し「らしさ」が必要かなと。
      ケーキの相場は1000円前後/1人のようです。
      会場に華が添えられるというのもありましたが、私自身が甘いものに目がなく、一生に一度、自分の為にでかいケーキをこしらえてもらえるなんて夢みたい!
      という、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家的思考により、投入決定。


    2. プロフィールビデオ
      これは、私が友人たちの結婚式で、知っているようで知らない生い立ちや子供の頃の写真を見るたび萌えていたので、見たい人がいなくても流したかった。
      やりたくない結婚式において唯一やりたかったイベントです(笑)。
      費用を抑えるためにもちろん自作。
      windowsムービーメーカーを使用し、「イラストAC」さんやその関連サイトさんにお世話になりながら、ほうほうの体で完成させました。

      プロフィールビデオの作成についてはさておき、この「夫と自分の人生の振り返り」作業はやって良かったですね。
      夫も私も小さい頃はこんなに可愛かったのに・・・それがいまや屁理屈ばかり・・・いかんいかん・・・と、感動し反省し。
      自らを愛し戒めるスピリチュアルな作業になりましたね(笑)。
      クオリティにこだわりすぎるともう大変です。
      複数のテキストボックスを表示する、とかはできないソフトなので、「憧れのあんな感じのビデオにしたい!キャー!」な方は、市販のウエディング用映像作成ソフトを買われた方がよいでしょう。
      わたしゃその1万程度の出費も惜しみました。。。

    3. エンドロール
      これも二つ返事で自作すると言い切り、せっせと作成。
      最初はムービーメーカーで普通のスクロールにしてたんですが、人数も少ないし、手書きの方が温かみがあるんちゃうん!ということで、
      画用紙に一人ずつに向けて手書きで大きくメッセージを書き、デジカメで撮り、紙芝居調の映像にしました。
      というと聞こえはいいですが、人数がうまく割れずスクロールの速さや人数わけがうまくいかなかっただけの話。
      1か月近くかけて作ったスクロール調のエンドロールは、披露宴3日前に手書きの紙芝居調エンドロールに変更されました(総監督兼妻の私のイライラによる急な方向転換)。
      が、当日はスクリーンとの比率が合わなかったのか、あんまり読めなかったそう。
      映像系について自作する方、試写できるなら絶対した方がいいです(言われなくてもするか・・・)。
      ちなみに旦那の誤字脱字については愛嬌だと思って黙ってました(笑)。
      出席者氏名の漢字チェックだけは目を光らせましたが。

    4. じゃあ、ケーキはカットするのか?
      最初はケーキを置いておくだけで、「カット」なんてイベントは全然したくありませんでした。
      が、プロフィールビデオもある。エンドロールもある。司会者はなしでケーキを置いておくだけ?
      という話の流れだったかは忘れましたが、「とりあえず入れておきましょう、とりあえず」となり、そのまま執り行った感じです。

    5. じゃあ、そのタイミングは一体誰が?
      司会者料として提示された金額は交渉の余地ありの数万円。
      最初はオットが費用を出し渋り「僕が司会進行やります」との一点張り。
      ワタシ的には「なんで新郎がやるんよ・・・聞いたことないわ・・・」と事の成り行きを見守ってました。
      ただ、司会者に数万円なんてもったいない!絶対いや!という気持ちは私も相当強く、ここは当日どうなるか恐ろしいがオットに頑張ってもらうかと半ば腹をくくっていました。
      オットが司会し、要所要所でホテルクルーが簡単なアナウンスをする、という案+司会者料が入った状態の見積書を握りしめ、義両親に伝えたところ、
      「司会者はあった方がいいわ。グダグダになるで。」

      ・・・

      そうですよね・・・

      鶴の一声により、司会者さんをお願いすることになりました。
      結果:大正解でした!全体がちゃんと締まり、「全然知らない人」である司会者さんがたまにインタビューと称して出席者へマイクを向けることで、結果的にイベント感が出ました。
      「シャッターチャンスですよ~!」「どうぞ拍手でお迎えください~!」というあのテンション高めな掛け声に、列席者は皆操り人形のように司会者さんに動作を操られ、写真を撮ってくれました(本当に撮りたかったかは不明ですがまさに操られていた)。
      「雰囲気づくり」は、初対面に近い人がいることで逆に良く作られることもあるんだな~と学びましたね。

    6. 恒例の「子供花束」
      義両親(この場合の子供から見るとおじぃおばぁ)の希望により、子供二人が活躍する場面を!ということで。
      保育園のおいっこが「おめーと!」とマイクで叫ぶと、女性陣は皆「可愛い~~~~!」と絶叫しメロメロ。
      子供たちの楽しい経験になっていれば嬉しいですね。

    7. 花嫁の手紙のジレンマ
      自分の気持ちに正直に、読むか読まないかを決めることをお勧めします。
      私は少々堂々としすぎました^^;

    8. 大変だったけど・・・
      以上のように、司会者さんを立てることにより話がどんどん進み、食事会が立派な披露宴になりましたが、
      こぢんまりと精一杯ワイワイできた!楽し~!というのが感想です。
      近い人に熱く祝ってもらえ、かつ来た人は少しでもイベントっぽく料理とお酒を楽しんでもらえたので、披露宴できめ細やかにおもてなしをして大正解だったな、とスーパー満足です!