日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

仕事と避難の繰り返し

この職場にいると、仕事を終えて家に帰宅するのが、一時退避?避難?みたいな感覚になる。汗

 

じゃあ今日は一旦みんなとりあえず帰宅して、また明日の朝改めて集合しましょう!的な( ̄(工) ̄)

 

雨嵐のように降り注ぐ電話。

 

アホみたいな納期でよこしてくる注文書。

 

自分1人に降りかかる色んな責任。

 

製造現場の社員からの嫌味やひねくれた発言そして態度。

 

 

ほんと、飛んでくる竹槍の中、必死でキーボードと電話触ってるような感覚になります(笑)

 

そんな状況だから、帰宅時は

『よし!仕事終えた、帰ろ』

ではなく

『ヤバい。この恐ろしい状況から逃れるために今日も日が暮れたし一旦家帰ろう』

っていう感覚w( ̄(工) ̄)

 

今日は、とある現場社員へ

材料の手配について入荷日の調整をしようとしたところ、

 

『いつでもいいですよ。どうせこっちも作業する予定してなかったし別に』

 

と言い放たれました。

 

その瞬間の表情、その人すんっっげー顔してた(笑)

 

 

その人的には、こっちがどんどん材料投入してくるから予定が立たないということなんだろうけど

 

もう繁忙期だから!!そんなこと言ってる場合じゃないんだから。

不良品出して納期調整するときだけ態度変えるくせに、、、

 

『よし!今日も終わった!』っていうピシャリ感がなくて、オンオフの切り替えが全然できない仕事です( ̄(工) ̄)

 

 

避難、避難。

この人たちから、この状況から。

 

とりあえず1年以上この仕事と避難(笑)をしてきましたが、あと1年をめどに辞める決意はしました。

そりゃどこ行っても大変だろうけど…

 

さぁ!!今日もぼちぼち行ってきます。

40overの再出発がかっこよすぎる

youtu.be

新しい地図

 

正直かなりくらいました。

SMAPに興味がない人でも、この動画のかっこよさやメッセージ性に心を奪われるのでは?

 

すごく「今」の時代に合った動画ですよね。めっちゃ良くできてる。

 

「逃げた先には新しい地図

 

何てポジティブなメッセージ!

 

そして、逃げてもなお自分の自由を求めて再出発する3人が、世間では働き盛りとか、家庭の悩みとか、中年とか言われる40overなのが本当にカッコいいなと思います。

 

なんか、、、突っ走ってきたオジサンたちが今度は自由を求めて旅立つ様がかっこよすぎて(笑)

「できればこうでありたい」という姿の象徴ですよね。

 

風通し良く行こう、ってマジ素敵な言葉。

まぁ~~~わたし香取慎吾さんはもともと大好きですけど、それを抜きにしてもこの風通し良く行こうっていうさわやかでポジティブなフレーズは、ワタシ的2017年度心に響いた言葉ナンバーワン!

 

羽ばたいた彼らの声とか表情とか本当に生き生きしてて、まさに鳥かごから飛び立った鳥のように自由だなと思いました。

 

私の心にも火をつけてくれました。

少しずつ、やりたいことをやっていこう。笑われても、お金が無くても、それが自分の心を自由にするものであるならば。

 

(・・・いや、やっぱり、先週のおじゃMAP!で高価な古着をどーんと買っちゃうオジサンが羨ましくもあるけど・・・笑)

 

仕事も、丸2年を迎えるのを待って辞めようかなとボンヤリ。

それくらい私の心に風穴を開けてくれました。

 

 

キュートで自由なおじさんたちは、がんじがらめになっている日本人とまるで逆で、少し皮肉でかなりファニー。

これからも応援しよう!!

 

火が付くだけのストーブとキャンドルの組み合わせ、無敵

だんだんと寒くなってきました。

朝の冷え込み、半端ない。

 

 結婚当初、我が家では大きなファンヒーターが買えず(涙)、「ただ火が付くだけのストーブ」を冬の頭に貰い受けました(夫の実家で非常用にストックしていたものを奪い取った)。

 

今も売っています。どうやらCORONAとコメリのコラボレーションのものみたい。

コロナ 反射型 石油ストーブ KCP-E2917WY (HD) ダークグレー 木造8畳 -ホームセンター通販サイト・コメリドットコム

 

正直、これ一台では20畳ほどのリビング(おまけに天井が吹き抜け)の部屋を暖めるまでには非力だったのですが、昨年、シーリングファンを取り付けてから我が家の冷暖房効率は大幅にアップ!

電気代も真冬のピーク時、前年度比-8000円を達成しました!(ただ、私が日中働きに出たというのも大きいところ)

 

そしてまた今年も冷え込んできたので、ファンヒーターよりも先にこの「ただただ火が付くだけのストーブ」の登場です。

 

今の時期なら、このストーブとシーリングファンの組み合わせだけで部屋の空気がほんのり温かくなり、適温です。

なによりこのストーブの上でお湯を沸かすだけでなく、おでんや煮物などの調理まで可能。

ガス代の節約にもなりますが、それ以上に「ストーブの上に何か乗せてあっためている」という光景だけで、視覚効果があるのか、更にあったかく感じます。

 

食べ物や飲み物を用意しながら部屋まで暖まるなんて・・・!

食いしん坊と癒しを両方満たしてくれる。。。恐ろしや。。。

 

そして更に気持ちの余裕があるときは、リビングにキャンドルを灯せば、貧乏な我が家もなんとなく温かくほっこりするリラックス空間に。。。

 

愛用しているキャンドルは「MARKS AND WEB」のものです。

 

store.marksandweb.com

 

パームワックスと天然精油のみで作られたシンプルなキャンドルなので、身体にも安心。(精油の香りが飛びやすいのは難点かな~)

 

若い時は、キャンドルやお香に関して、安くて激しい匂いがすればOK!!とにかく香り!香り!!と狂ったように香りが部屋中に広がることを求めてましたが、今になってようやく「炎を灯すことが楽しい」と思えるようになりました。

燃やした時の体への影響なども少しは気にするようになりましたね。

色々メンテナンスが必要な30代なので(笑)

 

いつものように取り留めのない文章ですが、とにかく

「炎の効果色々すげぇ。」

ってことです!!

 

友人にも、薪ストーブを導入した人がちらほら。

炎の癒し効果と優しく暖まる感じ、エアコンとはまた違っていいですよ~。

非常用にもいいしね。

値段も手ごろなので、この昔ながらの火が付くだけのストーブ、お勧めです。

ローラ メルシエのフェイスパウダーが優秀すぎる!

とある土曜日の15時ごろ、デパートの化粧品カウンターにいました。

秋冬に向けて、今まで持っていなかったベージュ系のチークが欲しいな~と思い立ち。

美容院ついでに行ってきたんですが、読みが甘かったというか忘れてた。

一番混む時間帯であることを・・・(汗)

 

最初に狙っていたブランドのカウンターまでたどり着き、スススっと商品の陳列に沿って歩いてみたら、あった!と思ってチークの前で足を止めてみたのですが、なんか下調べしていった商品とは雰囲気が違う。

 

いつのまにか、隣のブランドのカウンターに移動していたのでした(笑)

 

対応してくれたお姉さんの腕で色々付けてもらいながら、ふと「?」と思いながら店舗名を見ると、ローラ メルシエ(laura mercier)でした。

今まで知ってはいたけどアイテムとしては一度も持ったことのないブランド。

こういう運命には逆らわないタイプなので、試しに付けてもらいました。

が、チークは「セカンドスキンチークカラー」というらしく、自然でうす付き。

年甲斐もなくまだまだクラブとか夜遊びが好きな私としては、結構がっつり色が付く方がいい!ということで、勧めてもらったのが、なんとフェースパウダー

  

www.shiseido.co.jp

 

自分の肌より濃い色をチョイスしてもらって塗ったところ、すごくいい!!

程よい艶感としっかり発色する感じ。フェイスパウダーだからしっかり密着するし。

なんか、チーク以外のものをチーク代わりにするっていうのが新鮮で目から鱗でした。

モリモリに入っているのに(真横から見るとケースからだいぶ盛られている)5000円ほどとお手頃価格。もちろん即購入しました。

 

自分の肌色より濃いので、シェーディングとしても使用可能。

これまたシェーディングを今まで入れたことがなかったので、しっかり使い方をお聞きして、今は頬に乗せたりシェーディングを入れてみたりとマルチに使ってます。

 

いやしかし、これまでシェーディングとか入れてこなかったけど、30代の緩んだ輪郭が気持ち引き締まりますね!!

この数年間の写真うつり、損した気分(笑)

 

自分の肌を活かしてキレイに仕上がる感じがこのブランドの推しなのかな?

他にも気になる商品があったのでまた行ってみようと思います。

www.lauramercierjapan.com

 

 

資生堂系列だったは驚きでした~。

たいがい、イイと思う商品は調べてみたら資生堂だったりするなぁ。

泣いているあなたは偉いんだ

今思えば、私は人生の節目節目で泣いていた。

 

私は一人っ子だ。

今でこそ珍しくないとは言われるが、小さい頃、周りの大人が「一人っ子なのね」と声をかけるのには、決してポジティブな意味合いが込められているわけではないことを何となく理解していた。

 

小学生の時に見た社会の教科書には、中国の一人っ子政策の弊害がオブラートに包むわけでもなく並べられていた。

競争心がない。わがまま。自立心がない。

あぁ、私は競争心が無くてわがままで自立心がないんだ。と思った。

同じ頃、友達に、「○○ちゃんがあんたのこと性格悪いって言ってるよ」と告げられた。

やっぱり私は性格が悪かったんだ。これからは、とにかく「ごめんね」を言おう。卑屈になるくらいが女子にはちょうどいいんだ。

 

と言い聞かせたけど、心はなんだかすっきりしない。でも、どうしていいか分からず戸惑い、泣きながらそう決意した。

 

 

私は幼稚園を3回、小学校を4回変わっている。

転園・転校先ではなかなかなじめず、引っ越して1か月間は毎日学校から帰っては、ドラえもんのように押し入れに閉じこもってわんわん泣いていた。

子供の世界にだって、どこの地域にも特有のできあがった子供たちの雰囲気があるものだ。

転校したての頃は泣いて泣いて泣きまくったけど、重い足を引きずりながら学校へ通った。

そんな中友達に言われた「性格が悪い」は相当に堪えた。

本当に性格が悪かったからなんだろうけど(汗)

 

そして中学校に進学し、今度はいわゆるスクールカースト的なモノに馴染めず泣いた。

けど、負けず嫌いな性格もこの頃は幸いし、まだ楽しく通えていた。

 

今度は県内でも有数の進学校に進んだけど、自分が決して本心から行きたい高校ではなかった。親とのバトルに負けたのだ。

そこは陰湿な県民性に加えてみんな頭のいい子たちだから、いわゆる表だったイジメは一切ない。誰も嫌な顔をして相手に接することをしない。

ただ、マイルドにテリトリーを作るのだ。マイルドに友達を選別している。

あまり嘘の付けない私はこの気持ち悪い雰囲気に非常に戸惑い、入学早々自分の立ち位置を作るのに失敗した。

ここでも私は1年間ほど泣き続けていた。

クラスも馴染めない。部活も中学校から同じものに入ったけど、全国大会出場が当たり前の学校で、周りのみんなが全員上手い。レベルが違いすぎる。中学校でちょっと褒められたからっていい気になっていたけど、すぐに自信を喪失した。

 

家では違う高校に行きたかったと泣き、部活では入って3ヶ月目で辞めたいんですと先輩の前で泣いた。

結果的に部活は継続して大きな大会もいっぱい出て、自分の財産になったので、「辛くても頑張っていれば何とかなるのかもしれない」と、日本人的なガッツの魂が植えつけられた。

 

そしてまた親とのバトルに負け、大学に進学した。

ここではとっても田舎くさい私は、都会の大人びてオシャレな同級生たちに驚愕し尻込みした。

ダサくて化粧もそこそこの私は、当然また自分の立ち位置を作るのに失敗した。

というより、高校で嫌というほど上っ面の友情の気持ち悪さを味わったのに、その苦い経験を活かし切れなかったのだ。

ダサい私はクラスメートに自分から声をかけるのもかなりためらってしまった。

完全に自分のせいだけれど、1年間は同じ高校から進学した同級生以外に新しい友達が全くできず、一人暮らしを始めた部屋で泣き続けた。

そして同じ地元から一緒にこの地方都市に出てきた彼氏も、引き寄せてしまったのか、なんと私を生き写したかのようにネガティブだった(笑)。口癖は「地元に帰りたい」。

もうこのころの心は黒くて淀んでいて、辛かった記憶はあるけど何をしていたのかの記憶がない(笑)。

 

こんな彼氏といては自分がだめになりそうで、関係を絶って、少しずつ自分から友達を作り始めたりバイトを始めたりした。少しずつ状況は上向きに。

それでもやっぱり私は何か起こるたびに泣いていた。

そんな私は自分でももう「節目で絶対ピンチになって泣く」というパターンに陥ることが予測できるようになっていた。

案の定、あっという間に始まった就職活動では、売り手市場だったのに全然採用してもらえず、8月の暑い時期になってもまだスーツを着て泣いていた。

 

そんな私も、転校で鍛えられたのか、笑顔を作るのは得意。

判断力を失いつつある中、旅行会社の営業として採用された。

 

遠い昔に何となくわかったような気がした「頑張っていれば辛くても―」の根性で仕事も何とかなると思っていたが、案の定、ここでも私は崩壊し、新卒で採用された職場を2か月で去った。

自分がどうにかなりそうで、自殺防止の相談電話などにもかけてしまう程冷静な判断能力を失っていた…というより、「これ以上ここにいては自分がおかしくなってしまう」という思いだけが自分を動かしていた。

今まで生きていた中で最も戸惑うくらい、自分がおかしくなっている。

入ってみたメンタルクリニックでは、「少し休めば」「実家に帰れば」「まだ仕事に慣れていないからだね」という答えしか返ってこなかった。

今冷静に思えば、私が崩壊するだけの要素は会社側にもたくさんあったのだろうけど、同期で入った友達は実に冷静に飄々と仕事をこなしていた。

私は「仕事」として割り切って仕事ができなかったのだ。

 

 

どうして私はこんなにダメなんだろう。

 

また、気が付いたら泣く羽目になっていた。

 

根性がないのか。こういう運命なのか。弱いのか。

 

どうして節目を乗り越えられないんだろう。

 

 

次に入社した会社では、何を言われても頑張った。というより、もう頑張るしかなかった。

実家にも帰れない、お金もない、とにかく運命に乗ろうと泳ぎ続けて10年。

夫と結婚することになり、一旦会社員生活の船から降りた。

 

そして案の定(案の定を何回繰り返すのか・・・)、また私は新しい仕事に馴染めず毎日泣くことになった。

ryuohgrl2015.hatenablog.com

 

 

でも、私は自分の人生が駄目だったとか、しょうもなかったとか一切思ったことはないです。

むしろ、小さい頃から今まで、大泣きしながらかっこ悪くても生きることだけは放棄しなかった。

始めての就職先では、本当に死にたいと思いつつも、どこかで生きることだけは止めてはいけないと、朝が来たら必死で仕事に行っていた。

10年間続けた会社員生活でも、嫌なこと辛いことは沢山あってそのたびに泣いていたけれど、それでも生き続けた。

今の会社の仕事内容も合わずにたまに泣き、客に理不尽に叱責されて家で泣き、現場のオッサンに八つ当たりされてまた悔しくて泣き、これからの家計を考えると辞めることもできずに泣き、

 

色んな事に直面して、泣きながらもここまでやってきた。

大人なのに泣いてるなんて恥ずかしい?

恥ずかしい、いやぁそりゃ恥ずかしい。(笑)

でも、恥をさらしてでもここまで生きてきた。

 

今度は子なしハラスメントに直面して泣いている。

職場の子持ちの急な欠席で自分が残業になり泣いている。

子なしハラスメントって想像以上につらい。でも、何とか生きている。

 

恥ずかしくても、泣きながらここまで生きてきた。

泣いている思い出を振り返るたび、人生に逆に後悔がない。

ここまで色々ありながら、私、生きてきたんだー!!!って、逆に元気になれるようになりました。

だから、もう、何があっても生きてはいける。

 

小学生の時にいじめに遭ってた頃や、進路に悩んでいた高校生の時や、まだまだ自分が若いと思っていた大学生の頃には分からなかったけど、自分が生きていたという事実だけが自分を元気にしてくれる。

 

「なんてダメなやつなんだ」と自分を責めるのはもうやめましょう。

そう思っている人がいたら、いますぐ辞めて。

 

私はこれまで書いてきたように、泣きながら鼻水たらしながら生きている、あなたより相当ダメなやつです(笑)

でも、ダメなやつが今こうしてここまで日々生きてきたっていうのは、自分にとっての財産。自分しか褒めてあげられない。

実際、色んなことに直面しながら今「生きている」。素晴らしいことです。

 

志望校に落ちた?資格試験に落ちた?失恋した?正社員になれない?

全て、あなたが今そんな目にあっても「しっかり生きている」という事実に比べればどうでもいい、取るに足らないことです。

 

泣いていますか?

素晴らしいことです。

多くの人が悩まないことかもしれないけど、そのことについてあなたは泣くほど真剣に考えている。

それだけであなたはすごく尊い存在です。

 

大人なのに泣くって、恥ずかしいけど、恥ずかしくない。人生に真剣に立ち向かっているからこそ泣くんだと思います。

 

泣きながらも明日には頑張って笑って生きている、平凡な大人が、私は大好きです。

 

月曜日からも適当に、いきましょう。

病院へ行かなくなって、生理が遅れている

先日、タイミング療法を半年ほど試みたものの、そもそも授かり物だという自分の考えとは相反する行為だった為、病院に通うのはしばらくお休みしますと担当医に宣言して1ヶ月半。

 

案の定、生理不順に…(涙)

 

もちろん陰性です。

 

うーん。

仕事してると来なくなる癖が20台後半についてしまったみたい…。

結婚して仕事から解放されてた時は久々に規則正しく来てたし。

 

排卵から生理前までの症状は確かにあったんですけどね。

 

もう少し自分の身体を信じてあげたいけど。

 

何か良い体操やサプリなどあったら教えてください!!

【映画鑑賞】パッセンジャー

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気になってたけど見忘れてる映画リストに入ってたこの映画『パッセンジャー

TSUTAYA TVでレンタルしました。

 

以下、激しめにネタバレ(ってか100パーネタバレ)しつつ進みますのでご了承ください。

 

結論!

★倫理観という点から見たらこのラブストーリーは0点!

★秀逸なデザインとハラハラドキドキを味わいたいなら100点!

 

といったところでしょうか。

 

話の構成はザ・アメリカ。

インディペンデンス・デイ、アルマゲドンディープ・インパクトゼロ・グラビティなどと同じような感じです(これは予告編で十分予想できますね)。

 

で、肝心なところですが

 

ジム!お前がオーロラを起こしたんかいwww

 

っていうズッコケな展開を目の当たりにしてから、どうもこの男には最後まで納得がいきませんでした。

いやいや・・・と思いながら見てたんですが、結果自分のしたことがバレて、オーロラが「これは殺人よ!(だったかな?)」と叫んだところで、「そうそう!!人殺しだよ!!」とずっと感じていた心がいくらか落ち着いたんですが・・・

 

人殺しとずっと90年もあの船内の中で生活するなんて普通じゃありえません。

最近よくある、凶悪事件の犯人像について「見た感じ普通の人だけど・・・」という近所の人がインタビューに答えてるような事件と同じくらいゾッとする。

いくら孤独とはいえ超えてはいけない一線ってありますよね~。

これも後から登場する甲板長(すみません名前忘れました)がビシッと言ってくれたことでまた観てる方のもやもやも救われましたが。

 

これは子供の教育上良くない気がするぞ・・・

「孤独ゆえに犯す過ちもある」という視点を持てる前に観てしまうのは危険な気が・・・

孤独ととことん向き合い絶望MAXの果てに、何らかの不具合でオーロラも目覚めてしまったという展開ならまだ感動できたのですが。

これって典型的な日本人的な考え方なのかな。我慢の末に何かをゲットするという・・・

 

ほんで最後、結局はオーロラの心と人生もゲットしちゃうわけですから、ジムには一生自分のしたことを悔いながら彼女を大事にしてほしいわけです。

まぁオーロラが彼を許したのならいいんですけど・・・

 

いいんですけどね・・・(笑)

 

とまぁ、到底日本人には納得できないようなモヤモヤを抱えつつ突き進んでいく映画なのですが、

ドキドキハラハラを味わうにはマジ100点!な映画でした。

ジムに腹が立ちながらも次々と起こるストーリーにすごく感情移入できてしまう。

アンドロイドのアーサーが本当に絶妙な立ち位置で物語に刺激を与えてましたね~。

これには素直に感動しました。

アンドロイドだから人間の心とは少しずれてる(このずれ具合の表現もウマイ!)のに、人間の弱さに対して的確なアドバイスをすることもある。

ジム1人の孤独な映画だとジムの主観で全てが進み腹が立つだけの展開なんですが、アーサーがいることでうまく観客の心までも揺さぶられましたね。

「自分も過ちを犯すかもしれない・・・」

「この状況でどうなるだろう・・・」と。

アーサーがアンドロイドゆえ、観ている方も主人公のダメさを冷静に受け止められるようになります。

 

あとは、この宇宙船がヤバイ!もう終わりかも!!のお決まりの展開も、分かっていつつハラハラ。

くそー!と思いながらも、最後の佳境は一緒にドキドキしながら見てしまいました。

宇宙の映像も非常にきれいに表現されており、カメラワークも素敵。

観たこともないような船内の様子もうっとりしてしまったし、映画館にてアトラクション気分で観るには100点だなと思いました。

 

映画館で観てないけど(笑)

 

しかし、時代が進むにつれ、映画で表現される宇宙船のデザインも変わってきてますね~。

この映画の宇宙船は本当に見とれてしまう間取り(といっていいのか)でした。

宇宙に行く権利もお金さえあれば買える現代らしく、キャビンのランクも飛行機のように振り分けられているし、そのへんの妙な現実感もいいなと。

オーロラのキャビンは庶民のキャビンとは全然違いましたもんね。

庶民はコーヒーすら買えないというあの食堂も、皮肉にすら見えました。

 

やはり、遠い未来でも、何か起こった時に地下に潜るか空に脱出するかを選べるのはお金持ちだけなのかもしれません。

 

私がおばあさんになっている頃には、近所のバーにもアーサーがいるんでしょうか・・・