日常に恋する日常

地方で暮らす平均的な人

火が付くだけのストーブとキャンドルの組み合わせ、無敵

だんだんと寒くなってきました。

朝の冷え込み、半端ない。

 

 結婚当初、我が家では大きなファンヒーターが買えず(涙)、「ただ火が付くだけのストーブ」を冬の頭に貰い受けました(夫の実家で非常用にストックしていたものを奪い取った)。

 

今も売っています。どうやらCORONAとコメリのコラボレーションのものみたい。

コロナ 反射型 石油ストーブ KCP-E2917WY (HD) ダークグレー 木造8畳 -ホームセンター通販サイト・コメリドットコム

 

正直、これ一台では20畳ほどのリビング(おまけに天井が吹き抜け)の部屋を暖めるまでには非力だったのですが、昨年、シーリングファンを取り付けてから我が家の冷暖房効率は大幅にアップ!

電気代も真冬のピーク時、前年度比-8000円を達成しました!(ただ、私が日中働きに出たというのも大きいところ)

 

そしてまた今年も冷え込んできたので、ファンヒーターよりも先にこの「ただただ火が付くだけのストーブ」の登場です。

 

今の時期なら、このストーブとシーリングファンの組み合わせだけで部屋の空気がほんのり温かくなり、適温です。

なによりこのストーブの上でお湯を沸かすだけでなく、おでんや煮物などの調理まで可能。

ガス代の節約にもなりますが、それ以上に「ストーブの上に何か乗せてあっためている」という光景だけで、視覚効果があるのか、更にあったかく感じます。

 

食べ物や飲み物を用意しながら部屋まで暖まるなんて・・・!

食いしん坊と癒しを両方満たしてくれる。。。恐ろしや。。。

 

そして更に気持ちの余裕があるときは、リビングにキャンドルを灯せば、貧乏な我が家もなんとなく温かくほっこりするリラックス空間に。。。

 

愛用しているキャンドルは「MARKS AND WEB」のものです。

 

store.marksandweb.com

 

パームワックスと天然精油のみで作られたシンプルなキャンドルなので、身体にも安心。(精油の香りが飛びやすいのは難点かな~)

 

若い時は、キャンドルやお香に関して、安くて激しい匂いがすればOK!!とにかく香り!香り!!と狂ったように香りが部屋中に広がることを求めてましたが、今になってようやく「炎を灯すことが楽しい」と思えるようになりました。

燃やした時の体への影響なども少しは気にするようになりましたね。

色々メンテナンスが必要な30代なので(笑)

 

いつものように取り留めのない文章ですが、とにかく

「炎の効果色々すげぇ。」

ってことです!!

 

友人にも、薪ストーブを導入した人がちらほら。

炎の癒し効果と優しく暖まる感じ、エアコンとはまた違っていいですよ~。

非常用にもいいしね。

値段も手ごろなので、この昔ながらの火が付くだけのストーブ、お勧めです。

ローラ メルシエのフェイスパウダーが優秀すぎる!

とある土曜日の15時ごろ、デパートの化粧品カウンターにいました。

秋冬に向けて、今まで持っていなかったベージュ系のチークが欲しいな~と思い立ち。

美容院ついでに行ってきたんですが、読みが甘かったというか忘れてた。

一番混む時間帯であることを・・・(汗)

 

最初に狙っていたブランドのカウンターまでたどり着き、スススっと商品の陳列に沿って歩いてみたら、あった!と思ってチークの前で足を止めてみたのですが、なんか下調べしていった商品とは雰囲気が違う。

 

いつのまにか、隣のブランドのカウンターに移動していたのでした(笑)

 

対応してくれたお姉さんの腕で色々付けてもらいながら、ふと「?」と思いながら店舗名を見ると、ローラ メルシエ(laura mercier)でした。

今まで知ってはいたけどアイテムとしては一度も持ったことのないブランド。

こういう運命には逆らわないタイプなので、試しに付けてもらいました。

が、チークは「セカンドスキンチークカラー」というらしく、自然でうす付き。

年甲斐もなくまだまだクラブとか夜遊びが好きな私としては、結構がっつり色が付く方がいい!ということで、勧めてもらったのが、なんとフェースパウダー

  

www.shiseido.co.jp

 

自分の肌より濃い色をチョイスしてもらって塗ったところ、すごくいい!!

程よい艶感としっかり発色する感じ。フェイスパウダーだからしっかり密着するし。

なんか、チーク以外のものをチーク代わりにするっていうのが新鮮で目から鱗でした。

モリモリに入っているのに(真横から見るとケースからだいぶ盛られている)5000円ほどとお手頃価格。もちろん即購入しました。

 

自分の肌色より濃いので、シェーディングとしても使用可能。

これまたシェーディングを今まで入れたことがなかったので、しっかり使い方をお聞きして、今は頬に乗せたりシェーディングを入れてみたりとマルチに使ってます。

 

いやしかし、これまでシェーディングとか入れてこなかったけど、30代の緩んだ輪郭が気持ち引き締まりますね!!

この数年間の写真うつり、損した気分(笑)

 

自分の肌を活かしてキレイに仕上がる感じがこのブランドの推しなのかな?

他にも気になる商品があったのでまた行ってみようと思います。

www.lauramercierjapan.com

 

 

資生堂系列だったは驚きでした~。

たいがい、イイと思う商品は調べてみたら資生堂だったりするなぁ。

泣いているあなたは偉いんだ

今思えば、私は人生の節目節目で泣いていた。

 

私は一人っ子だ。

今でこそ珍しくないとは言われるが、小さい頃、周りの大人が「一人っ子なのね」と声をかけるのには、決してポジティブな意味合いが込められているわけではないことを何となく理解していた。

 

小学生の時に見た社会の教科書には、中国の一人っ子政策の弊害がオブラートに包むわけでもなく並べられていた。

競争心がない。わがまま。自立心がない。

あぁ、私は競争心が無くてわがままで自立心がないんだ。と思った。

同じ頃、友達に、「○○ちゃんがあんたのこと性格悪いって言ってるよ」と告げられた。

やっぱり私は性格が悪かったんだ。これからは、とにかく「ごめんね」を言おう。卑屈になるくらいが女子にはちょうどいいんだ。

 

と言い聞かせたけど、心はなんだかすっきりしない。でも、どうしていいか分からず戸惑い、泣きながらそう決意した。

 

 

私は幼稚園を3回、小学校を4回変わっている。

転園・転校先ではなかなかなじめず、引っ越して1か月間は毎日学校から帰っては、ドラえもんのように押し入れに閉じこもってわんわん泣いていた。

子供の世界にだって、どこの地域にも特有のできあがった子供たちの雰囲気があるものだ。

転校したての頃は泣いて泣いて泣きまくったけど、重い足を引きずりながら学校へ通った。

そんな中友達に言われた「性格が悪い」は相当に堪えた。

本当に性格が悪かったからなんだろうけど(汗)

 

そして中学校に進学し、今度はいわゆるスクールカースト的なモノに馴染めず泣いた。

けど、負けず嫌いな性格もこの頃は幸いし、まだ楽しく通えていた。

 

今度は県内でも有数の進学校に進んだけど、自分が決して本心から行きたい高校ではなかった。親とのバトルに負けたのだ。

そこは陰湿な県民性に加えてみんな頭のいい子たちだから、いわゆる表だったイジメは一切ない。誰も嫌な顔をして相手に接することをしない。

ただ、マイルドにテリトリーを作るのだ。マイルドに友達を選別している。

あまり嘘の付けない私はこの気持ち悪い雰囲気に非常に戸惑い、入学早々自分の立ち位置を作るのに失敗した。

ここでも私は1年間ほど泣き続けていた。

クラスも馴染めない。部活も中学校から同じものに入ったけど、全国大会出場が当たり前の学校で、周りのみんなが全員上手い。レベルが違いすぎる。中学校でちょっと褒められたからっていい気になっていたけど、すぐに自信を喪失した。

 

家では違う高校に行きたかったと泣き、部活では入って3ヶ月目で辞めたいんですと先輩の前で泣いた。

結果的に部活は継続して大きな大会もいっぱい出て、自分の財産になったので、「辛くても頑張っていれば何とかなるのかもしれない」と、日本人的なガッツの魂が植えつけられた。

 

そしてまた親とのバトルに負け、大学に進学した。

ここではとっても田舎くさい私は、都会の大人びてオシャレな同級生たちに驚愕し尻込みした。

ダサくて化粧もそこそこの私は、当然また自分の立ち位置を作るのに失敗した。

というより、高校で嫌というほど上っ面の友情の気持ち悪さを味わったのに、その苦い経験を活かし切れなかったのだ。

ダサい私はクラスメートに自分から声をかけるのもかなりためらってしまった。

完全に自分のせいだけれど、1年間は同じ高校から進学した同級生以外に新しい友達が全くできず、一人暮らしを始めた部屋で泣き続けた。

そして同じ地元から一緒にこの地方都市に出てきた彼氏も、引き寄せてしまったのか、なんと私を生き写したかのようにネガティブだった(笑)。口癖は「地元に帰りたい」。

もうこのころの心は黒くて淀んでいて、辛かった記憶はあるけど何をしていたのかの記憶がない(笑)。

 

こんな彼氏といては自分がだめになりそうで、関係を絶って、少しずつ自分から友達を作り始めたりバイトを始めたりした。少しずつ状況は上向きに。

それでもやっぱり私は何か起こるたびに泣いていた。

そんな私は自分でももう「節目で絶対ピンチになって泣く」というパターンに陥ることが予測できるようになっていた。

案の定、あっという間に始まった就職活動では、売り手市場だったのに全然採用してもらえず、8月の暑い時期になってもまだスーツを着て泣いていた。

 

そんな私も、転校で鍛えられたのか、笑顔を作るのは得意。

判断力を失いつつある中、旅行会社の営業として採用された。

 

遠い昔に何となくわかったような気がした「頑張っていれば辛くても―」の根性で仕事も何とかなると思っていたが、案の定、ここでも私は崩壊し、新卒で採用された職場を2か月で去った。

自分がどうにかなりそうで、自殺防止の相談電話などにもかけてしまう程冷静な判断能力を失っていた…というより、「これ以上ここにいては自分がおかしくなってしまう」という思いだけが自分を動かしていた。

今まで生きていた中で最も戸惑うくらい、自分がおかしくなっている。

入ってみたメンタルクリニックでは、「少し休めば」「実家に帰れば」「まだ仕事に慣れていないからだね」という答えしか返ってこなかった。

今冷静に思えば、私が崩壊するだけの要素は会社側にもたくさんあったのだろうけど、同期で入った友達は実に冷静に飄々と仕事をこなしていた。

私は「仕事」として割り切って仕事ができなかったのだ。

 

 

どうして私はこんなにダメなんだろう。

 

また、気が付いたら泣く羽目になっていた。

 

根性がないのか。こういう運命なのか。弱いのか。

 

どうして節目を乗り越えられないんだろう。

 

 

次に入社した会社では、何を言われても頑張った。というより、もう頑張るしかなかった。

実家にも帰れない、お金もない、とにかく運命に乗ろうと泳ぎ続けて10年。

夫と結婚することになり、一旦会社員生活の船から降りた。

 

そして案の定(案の定を何回繰り返すのか・・・)、また私は新しい仕事に馴染めず毎日泣くことになった。

ryuohgrl2015.hatenablog.com

 

 

でも、私は自分の人生が駄目だったとか、しょうもなかったとか一切思ったことはないです。

むしろ、小さい頃から今まで、大泣きしながらかっこ悪くても生きることだけは放棄しなかった。

始めての就職先では、本当に死にたいと思いつつも、どこかで生きることだけは止めてはいけないと、朝が来たら必死で仕事に行っていた。

10年間続けた会社員生活でも、嫌なこと辛いことは沢山あってそのたびに泣いていたけれど、それでも生き続けた。

今の会社の仕事内容も合わずにたまに泣き、客に理不尽に叱責されて家で泣き、現場のオッサンに八つ当たりされてまた悔しくて泣き、これからの家計を考えると辞めることもできずに泣き、

 

色んな事に直面して、泣きながらもここまでやってきた。

大人なのに泣いてるなんて恥ずかしい?

恥ずかしい、いやぁそりゃ恥ずかしい。(笑)

でも、恥をさらしてでもここまで生きてきた。

 

今度は子なしハラスメントに直面して泣いている。

職場の子持ちの急な欠席で自分が残業になり泣いている。

子なしハラスメントって想像以上につらい。でも、何とか生きている。

 

恥ずかしくても、泣きながらここまで生きてきた。

泣いている思い出を振り返るたび、人生に逆に後悔がない。

ここまで色々ありながら、私、生きてきたんだー!!!って、逆に元気になれるようになりました。

だから、もう、何があっても生きてはいける。

 

小学生の時にいじめに遭ってた頃や、進路に悩んでいた高校生の時や、まだまだ自分が若いと思っていた大学生の頃には分からなかったけど、自分が生きていたという事実だけが自分を元気にしてくれる。

 

「なんてダメなやつなんだ」と自分を責めるのはもうやめましょう。

そう思っている人がいたら、いますぐ辞めて。

 

私はこれまで書いてきたように、泣きながら鼻水たらしながら生きている、あなたより相当ダメなやつです(笑)

でも、ダメなやつが今こうしてここまで日々生きてきたっていうのは、自分にとっての財産。自分しか褒めてあげられない。

実際、色んなことに直面しながら今「生きている」。素晴らしいことです。

 

志望校に落ちた?資格試験に落ちた?失恋した?正社員になれない?

全て、あなたが今そんな目にあっても「しっかり生きている」という事実に比べればどうでもいい、取るに足らないことです。

 

泣いていますか?

素晴らしいことです。

多くの人が悩まないことかもしれないけど、そのことについてあなたは泣くほど真剣に考えている。

それだけであなたはすごく尊い存在です。

 

大人なのに泣くって、恥ずかしいけど、恥ずかしくない。人生に真剣に立ち向かっているからこそ泣くんだと思います。

 

泣きながらも明日には頑張って笑って生きている、平凡な大人が、私は大好きです。

 

月曜日からも適当に、いきましょう。

病院へ行かなくなって、生理が遅れている

先日、タイミング療法を半年ほど試みたものの、そもそも授かり物だという自分の考えとは相反する行為だった為、病院に通うのはしばらくお休みしますと担当医に宣言して1ヶ月半。

 

案の定、生理不順に…(涙)

 

もちろん陰性です。

 

うーん。

仕事してると来なくなる癖が20台後半についてしまったみたい…。

結婚して仕事から解放されてた時は久々に規則正しく来てたし。

 

排卵から生理前までの症状は確かにあったんですけどね。

 

もう少し自分の身体を信じてあげたいけど。

 

何か良い体操やサプリなどあったら教えてください!!

【映画鑑賞】パッセンジャー

youtu.be

気になってたけど見忘れてる映画リストに入ってたこの映画『パッセンジャー

TSUTAYA TVでレンタルしました。

 

以下、激しめにネタバレ(ってか100パーネタバレ)しつつ進みますのでご了承ください。

 

結論!

★倫理観という点から見たらこのラブストーリーは0点!

★秀逸なデザインとハラハラドキドキを味わいたいなら100点!

 

といったところでしょうか。

 

話の構成はザ・アメリカ。

インディペンデンス・デイ、アルマゲドンディープ・インパクトゼロ・グラビティなどと同じような感じです(これは予告編で十分予想できますね)。

 

で、肝心なところですが

 

ジム!お前がオーロラを起こしたんかいwww

 

っていうズッコケな展開を目の当たりにしてから、どうもこの男には最後まで納得がいきませんでした。

いやいや・・・と思いながら見てたんですが、結果自分のしたことがバレて、オーロラが「これは殺人よ!(だったかな?)」と叫んだところで、「そうそう!!人殺しだよ!!」とずっと感じていた心がいくらか落ち着いたんですが・・・

 

人殺しとずっと90年もあの船内の中で生活するなんて普通じゃありえません。

最近よくある、凶悪事件の犯人像について「見た感じ普通の人だけど・・・」という近所の人がインタビューに答えてるような事件と同じくらいゾッとする。

いくら孤独とはいえ超えてはいけない一線ってありますよね~。

これも後から登場する甲板長(すみません名前忘れました)がビシッと言ってくれたことでまた観てる方のもやもやも救われましたが。

 

これは子供の教育上良くない気がするぞ・・・

「孤独ゆえに犯す過ちもある」という視点を持てる前に観てしまうのは危険な気が・・・

孤独ととことん向き合い絶望MAXの果てに、何らかの不具合でオーロラも目覚めてしまったという展開ならまだ感動できたのですが。

これって典型的な日本人的な考え方なのかな。我慢の末に何かをゲットするという・・・

 

ほんで最後、結局はオーロラの心と人生もゲットしちゃうわけですから、ジムには一生自分のしたことを悔いながら彼女を大事にしてほしいわけです。

まぁオーロラが彼を許したのならいいんですけど・・・

 

いいんですけどね・・・(笑)

 

とまぁ、到底日本人には納得できないようなモヤモヤを抱えつつ突き進んでいく映画なのですが、

ドキドキハラハラを味わうにはマジ100点!な映画でした。

ジムに腹が立ちながらも次々と起こるストーリーにすごく感情移入できてしまう。

アンドロイドのアーサーが本当に絶妙な立ち位置で物語に刺激を与えてましたね~。

これには素直に感動しました。

アンドロイドだから人間の心とは少しずれてる(このずれ具合の表現もウマイ!)のに、人間の弱さに対して的確なアドバイスをすることもある。

ジム1人の孤独な映画だとジムの主観で全てが進み腹が立つだけの展開なんですが、アーサーがいることでうまく観客の心までも揺さぶられましたね。

「自分も過ちを犯すかもしれない・・・」

「この状況でどうなるだろう・・・」と。

アーサーがアンドロイドゆえ、観ている方も主人公のダメさを冷静に受け止められるようになります。

 

あとは、この宇宙船がヤバイ!もう終わりかも!!のお決まりの展開も、分かっていつつハラハラ。

くそー!と思いながらも、最後の佳境は一緒にドキドキしながら見てしまいました。

宇宙の映像も非常にきれいに表現されており、カメラワークも素敵。

観たこともないような船内の様子もうっとりしてしまったし、映画館にてアトラクション気分で観るには100点だなと思いました。

 

映画館で観てないけど(笑)

 

しかし、時代が進むにつれ、映画で表現される宇宙船のデザインも変わってきてますね~。

この映画の宇宙船は本当に見とれてしまう間取り(といっていいのか)でした。

宇宙に行く権利もお金さえあれば買える現代らしく、キャビンのランクも飛行機のように振り分けられているし、そのへんの妙な現実感もいいなと。

オーロラのキャビンは庶民のキャビンとは全然違いましたもんね。

庶民はコーヒーすら買えないというあの食堂も、皮肉にすら見えました。

 

やはり、遠い未来でも、何か起こった時に地下に潜るか空に脱出するかを選べるのはお金持ちだけなのかもしれません。

 

私がおばあさんになっている頃には、近所のバーにもアーサーがいるんでしょうか・・・

【映画鑑賞】ラ・ラ・ランド(考えるほど眠れない)

夫がいない日曜日。

ふと映画を見ようと思い立ってTSUTAYA TVを開いたのですが、見たかった映画が配信されていませんでした。DVDで借りるしかないのかな。

 

本当に見たかったのはコレ「ヘアスプレー」

movies.yahoo.co.jp

 

とにかく何も考えずにハッピーになりたかったんで、

完全に何の予備知識も入れぬまま、「ラ・ラ・ランド」を鑑賞。

 

gaga.ne.jp

 

以下、ガンガン、ネタバレさしていきますので要注意!

 

 

まず率直に思った感想。

 

「後味悪すぎ*1

 

もう、ミアの隣がセブじゃないシーンが移った瞬間から、スマホで「ララランド 後味悪い」でググってしまうほど(笑)

 

そしてそうこうするうちに、「もしあの時こうだったら」の美しすぎる回想シーンが始まり、セブの何とも言えないほほえみで映画は終わり。

この時のセブの表情がスゴイ。この俳優さんライアン・ゴズリング、すごい役者さんだと思って鳥肌が立った)

 

「やばい。今日一日最悪の気分だ。なんてこった・・・」と思いながら、理解力の乏しい私はさっそく色んな方々のレビューやブログを片っ端から読む。

皆さんの冷静な語り口の感想を読んでるうちに怒りも収まり(笑)落ち着いてきました。

 

確かに、、、分からんでもない、、、

今の夫と結婚するまでに色んな恋愛をして、自分のステージごとに付き合ってくれた男性はいた。

結局今の夫と縁があって結婚したんだけど、それまでの彼氏は全部私から振ってる。

その理由は全部、その時の彼氏と私が見つめる将来の着地点が違っていたから。

(恥ずかしいことに、全部私が今を生き過ぎていた感あり)

 

そういう意味では、ミアが冒頭に「自分の居場所を探している、見つけてくれるのを待っている(だったかな?)」と歌っていたけど、結果的にはその居場所がセブではなく、他の男性に見つけてもらったということだったんだな、と理解しました。

 

ミアとセブが結ばれる=ハッピーエンドと解釈するならば、この映画は結末だけ見たらとんでもなくバッドエンド。

でも、バッドエンドと感じてしまうのは、私が既婚者だからかもしれません。

カップルで鑑賞したら、冷静な女性は「まぁ今の彼氏ともこうなるかもしれないしどうなるかもわかんないな」って捉えるだけかも。

(実際、ミアも最後のオーディション中に、明日のことは分からない、明日もセーヌ川へ飛び込む、って歌ってましたね)

 

この結末を見て、自分の隣にいるのが今の夫でないという「もしも」を無意識に想像して、変な気分になっただけなのかもと今では冷静に振り返ってます。

 

待ち合わせの映画に遅れて登場したミアを見た時のセブの表情。

本当に、「まさに自分が居場所としている人」を見つめる安心した顔になっていた。

(ここグッと来た!)

 

↑けど、その時そうであっても、それが続くとは限らない。

夢に向かって走る若い二人の5年間は長くて濃くて、お互いが永遠のパートナーではないと悟るくらいの何かがあってもおかしくないね。

セブはミアが付けてくれたお店の名前で念願のジャズレストランを開いていた。

セブは未練タラタラっていう見方も多かったけど、私はそれはそうかな~?と思いました。

ミアがパリに行って二人はすれ違って月日は流れ、もう会うこともないだろうけど、大事な時間を過ごさせてくれた女性へのあくまでも「大切な気持ち」をお店の名前にして頑張って。

来るはずがないミアが来たことで一気に動揺しつつも→美しい思い出が溢れ返ってララランドが広がる、っていう感じかなと思いました。

ミアと再会して未練タラタラで切なくなっているシーンというよりは、彼自身が人生の良さと上手くいかなさを瞬間的に噛みしめているのが最後の表情なのかなと思いました。

(いや、未練タラタラであってほしくないなぁ)

 

多分、セブはこの先新しいパートナーと幸せになるんじゃないかな。

物語の流れ的に、二人の夢の近づき度は交互に追い越し追い越されみたいになってます。

ミアとの将来の為に夢をいったんおいてバンドに加入するセブ。

寂しいけど、セブのツアー同行の誘いを夢の舞台の為に断るミア。

けど、成功を収めているセブに対し結局1人舞台は散々なミア。

けど、挫折から一転ミアはオーディションに受かる。

「私たちどうなるの?」という問いかけに対し、「夢を追うためここに残る」とキッパリ言い放つセブ(ツアー同行を持ちかけた時と立場が逆転)。

その後家庭も築いて女優として活躍したミアが、セブの店に訪れる。

 

となると、セブはまた、彼女をきっかけにして次の夢やパートナーと巡り会うなどのステージに引き上げられるんじゃないですかね。

 

せつない話だけど、人生は選択の連続で、自分で責任を持って進まなきゃいけないってことも学ばせてくれます。

 

そしてもう言うまではないけど、映像美・音楽のセンス、もう最高。

これは観てきた映画の中で間違いなく一番です。

私が一番泣いたのは冒頭のシーンでした(笑)

夢を追うのはせつない。でも、今は渋滞でも、笑顔で頑張ったら道は開けるかもしれない、というメッセージが込められている気もして・・・

 

はぁ~。あと10回は観たい。ブルーレイ買おうかな・・・

*1:+_+

【映画鑑賞】君の名は。

公開当初はなぜこの映画かこんなに?と完全に何も調べもせず、斜めから見ていたのですが・・・・

 

とある好きなアーティストさんが絶賛しているのを小耳に挟み、即レンタルしました(軽率)。

 

www.kiminona.com

 

こういう系統の絵って、週末の夜にうっかりソファーで寝落ちしてしまい、ハッと気が付いた深夜に、点けっぱなしのテレビから流れているアニメ・・・

というイメージだったんですが、

見始めたらソッコー引き込まれてしまいました。

理由は分からないけれど、冒頭から、これはヤバイ物語かもしれない・・・と感じ、あっという間にその世界へ。

結構長い映画でしたが、その長さも気にならず、最後は涙を流す始末(単純)。

 

正直、この終わり方じゃなければ見たことを後悔したかも。

結末が最高でした。

最後まで夢を見させてくれました!この30代にも!!(笑)

 

隕石系、竜巻系、天変地異系、宇宙に飛び出す系はハリウッド映画でもどんな映画でも定番ですが、

日常起こりえない出来事を映画の中で体験できてしまうという単純な設定が好きなようです。

 

アニメに抵抗がある人も、声優陣が女優・俳優さんなのでアニメっていう感じがしませんでした。

ここまでヒットしたのはそれなりの理由があるんだと納得。お勧めです!

 

なにより映像が本当にきれいで緻密で感動。

アニメーターの方の腕も凄いんだと思うけど、昭和生まれの私からしたら、アニメってこんなに精彩に映るんだ!という時代錯誤な感動も。(笑)

 

アニメ映画もちょっとずつ見てみようかな~と思わせてくれた秀作でした。